超弦理論を読了して、この世のことがさっぱりわからなくなった。
この世界の次元が時間を加えて四次元というのは理解できるが、十とか十一次元とか言われても、どうやって確かめるのかわけがわからない。他の次元にはそれぞれ別の世界があるのか、この世界に別の次元が重なっていて私自身がその次元を行き来しているのに知覚できないということなのか、私という存在がほんとうは十に分かれているのか、それとも、過去・現在・未来が次元のひだに折り畳まれていて、それらを全部拡げると永遠が見えてしまうのか。こんなことを書くこと自体、何もわからないということなのだ。
それでブログ記事が書けなくなったわけではない。今、別の作文(仮題「とのの屈折面」)に終日打ち込んでいて、目いっぱい。楽しい気分のうちに書いてしまいたい。(2016.1.22)