雪ごもり年取りてみな非整数 猫士
非整数次倍音とは自然のなかにあるがままに存在するものをいうらしい。
年の初めから、わけのわからない句をひねり出すのはこの非整数の仕業なのだ。わたしの意図するところではない。そもそも私は俳句が嫌いだ。
年の初めから、わけのわからない句をひねり出すのはこの非整数の仕業なのだ。わたしの意図するところではない。そもそも私は俳句が嫌いだ。
まる一日、雪が降り止まない。除雪しないと、雪穴に閉じ込められた熊みたいになりそう、と思っていたら、すぐ雪籠もりという語が浮かんだ。
籠もりの籠とは、細竹を編んだカゴの意味を持った漢字。動物祭祀の籠字がなぜカゴになるのか私には納得できない。
あるいは、籠とはは鬱蒼と茂った竹林祭祀なのかもしれない。
この語が浮かんだ時点で投了。
(2025.1.3)