心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

ことばの余韻と紙の余白

2008-02-27 | 山頭火・放哉・良寛
               草がすくっと生えているようなイメージで(半紙)



「ここにおちつき草萌ゆる」 山頭火の句。
絵手紙教室、前回の課題。

硬筆の文字は、楽に自然に書いているのに、筆を持つとどうも力が入るのか
直立不動で、紙一杯に頑張って書いてしまうみたい・・。

それでも回を重ねるごとに、苦労 のあとが見えて「お習字」に近かったものが
文字全体が絵のある世界になってきた・・かな。

 ←皆さんの作品

近代詩や俳句などを書く時は、まずそのことばの意味を感じ、
イメージすることが大事。

「ここにおちつき草萌ゆる」

そう歌った山頭火の気持ちはどんなだったのかな、あるいはこの歌から
自分だったらどんな風景を思い浮かべるか・・。
それをヒントにすると、作品にしやすくなります。

そして紙いっぱいに書いてしまうと、ことばの余韻がなくなってしまうので
白(余白)を攻めすぎないように・・。


    
  丘の上に草が生えてるイメージ        草が群れているイメージ


ひらがなも漢字も、一字一字に個性があるんです。
だから、それぞれに目立ったり、さりげなく控えていたりっていう個性を
大事にしてあげると、全体として生きてくるのかなって思います。

次回の教室も楽しみにしてま~す!

コメント (6)
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