心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

もっと愚直になりたい

2008-10-01 | 山頭火・放哉・良寛
                      (半紙 色反転画像処理したもの)



私の書の師は、今月で84歳になられる。
先日、広い蘭亭序の展覧会場で、しかも長い期間中にもかかわらず、
ほぼ一年ぶりに偶然の再会。

少し痩せられたかな・・と思ったけれど、「益々元気ですよ」と笑顔でおっしゃり。
そのことばで、ふと、師が時々微笑んで話されていたことを思い出した。

「僕は作品がどうのとか言われるよりも、あの人は馬鹿みたいに
書ばかりやっていたなぁって言われたいんだ」

今も一番印象に残っている師のことば。

そんな風に生きられたら幸せだろうなぁ。
時々、自分は何やってんだろう・・・って思う。


今日もまた山頭火。

「ほんにしずかな草の生えては咲く」 

もっと愚直になりたい。
そんな風に思っていたのに、ここ何年も忘れていたなぁ。


そんなことを考えていた今日のオススメの1曲は、グレン・グールド の
 バッハ ゴールドベルグ変奏曲のAriaからNo.32まである中の No.8~14 
(↑クリックで視聴)


彼のピアノの弾き方を見ていると、なぜか涙が出てきちゃいます。
「感情を抑えて黙りこくって演奏なんてできない!」と、いつも歌いながら弾いてます。

彼の指と存在全てで表現している姿・・心に響きます 
お時間ありましたら、じっくり観て、聴いてみてくださいね

 No.1~No.7 (←クリックで視聴)

 No.26~No.30 (←クリックで視聴)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする