心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

人はなぜ迷うのか

2008-10-27 | 木簡

                          木簡節臨 (半紙)



人はなぜ迷うのか 
それは自分を飾ろうとするから。
人を羨んだり、自分を卑下したり、つい比べてしまうから 

たとえば上手に書こうとか、「恥かしくない」ようにとか、意識的に表面的なことに
かかずらわっていると、書というものは、自分から遠ざかるような気がする。

自分から離れた書には迷いがあり、見る側にしたら居心地の悪いものになってしまう。

木簡の線を眺めていると、嘘がつけなくなってくる。
飾ったって駄目だ。無心に自分の力量を出しきればいいんだと思えてくる。
素直な心になれたら、それだけで書は楽しくなる。

たぶん人生もまた然り。。 

突き抜ける素直な心を無意識裡に持てたなら、迷うことなく自分を発揮できるのにね。
でも、たったそれだけのことがなかなかできないわけで 

そんなことを感じながら、今日も木簡に感謝




別枠で(↓)昨日に続いて、展覧会を2つご紹介しますので、ご覧下さいませ~。

コメント (2)
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展覧会情報 その2

2008-10-27 | 書展・展覧会情報


 まずは、和紙の会社にいた頃、お客様としていらしていた中村孝子さんの個展。
和紙に蝋を用いた独自のドローイング法で、一期一会の表現は書と通じる世界でもあり。
20年以上のおつきあいを頂いているご縁に感謝です。

  10/22~11/5まで六本木のストライプハウスギャラリーにて。
  詳細はこちらから→ストライプハウス


 そして、昨日の巨匠展にも出品されている稲村雲洞先生の社中展、第38回玄同社展
  10/29~11/3まで銀座の アートスペースGINZA5 で開催。

  10/8のブログ でご紹介した塩川素子(素渓)さんも出品されているので、
  是非お立ち寄り下さいませ~。


 11/3~11/9 第34回創玄現代書展
  銀座 東京セントラル美術館

展覧会もあれこれ、忙しい季節です 


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