木簡節臨 (半紙)
人はなぜ迷うのか
それは自分を飾ろうとするから。
人を羨んだり、自分を卑下したり、つい比べてしまうから
たとえば上手に書こうとか、「恥かしくない」ようにとか、意識的に表面的なことに
かかずらわっていると、書というものは、自分から遠ざかるような気がする。
自分から離れた書には迷いがあり、見る側にしたら居心地の悪いものになってしまう。
木簡の線を眺めていると、嘘がつけなくなってくる。
飾ったって駄目だ。無心に自分の力量を出しきればいいんだと思えてくる。
素直な心になれたら、それだけで書は楽しくなる。
たぶん人生もまた然り。。
突き抜ける素直な心を無意識裡に持てたなら、迷うことなく自分を発揮できるのにね。
でも、たったそれだけのことがなかなかできないわけで
そんなことを感じながら、今日も木簡に感謝
別枠で(↓)昨日に続いて、展覧会を2つご紹介しますので、ご覧下さいませ~。
まずは、和紙の会社にいた頃、お客様としていらしていた中村孝子さんの個展。
和紙に蝋を用いた独自のドローイング法で、一期一会の表現は書と通じる世界でもあり。
20年以上のおつきあいを頂いているご縁に感謝です。
10/22~11/5まで六本木のストライプハウスギャラリーにて。
詳細はこちらから→ストライプハウス
そして、昨日の巨匠展にも出品されている稲村雲洞先生の社中展、第38回玄同社展
10/29~11/3まで銀座の アートスペースGINZA5 で開催。
10/8のブログ でご紹介した塩川素子(素渓)さんも出品されているので、
是非お立ち寄り下さいませ~。
11/3~11/9 第34回創玄現代書展
銀座 東京セントラル美術館
展覧会もあれこれ、忙しい季節です