金文節臨 (半紙)
10/22のブログ でもご紹介した金文は、鋳物に鋳られた文字。
甲骨文よりも画数も多くなり、曲線があったり、絵文字的だったりして
どれもどこか愛嬌がある。
←原本
木簡とは反対に、勢いよりもじっくり粘ってバランスを確かめながら書く。
線はなるべく一定のリズムで、でも時々メリハリをつけて。
回りは、ティッシュを丸めて軽く墨をつけたものでトントンと叩いて
鋳物の感じを出してみたかったのだけど。
真っ白の中に文字があるのと、こうして囲った中にあるのとでは、
また印象が違ってくる。
囲った割りに、宇宙空間にたゆたっているように見えません ?
金文は、「溜め」が大事。
木簡のように勢いをつけて書くのではなくて、線の中に力を溜めて
墨が筆の先に下りてくるのを感じながら書く。
その感触は、心が落ち着いている時の呼吸と似ていて、何とも心地よく。
でもつい焦って「待てない」呼吸で書くと、バランスは崩れる。
半紙にたった四文字を書くにも集中力が持続しなかったり・・なんてことも。
結果をすぐに確かめたくて、最後の文字がぞんざいになったり。
「待つこと」
それがなかなかできないわけで。
書でも、日々の中でも。
金文は何も語らないけれど、「待つこと」の大切さを教えてくれる気がする
10/22のブログ でもご紹介した金文は、鋳物に鋳られた文字。
甲骨文よりも画数も多くなり、曲線があったり、絵文字的だったりして
どれもどこか愛嬌がある。
←原本
木簡とは反対に、勢いよりもじっくり粘ってバランスを確かめながら書く。
線はなるべく一定のリズムで、でも時々メリハリをつけて。
回りは、ティッシュを丸めて軽く墨をつけたものでトントンと叩いて
鋳物の感じを出してみたかったのだけど。
真っ白の中に文字があるのと、こうして囲った中にあるのとでは、
また印象が違ってくる。
囲った割りに、宇宙空間にたゆたっているように見えません ?
金文は、「溜め」が大事。
木簡のように勢いをつけて書くのではなくて、線の中に力を溜めて
墨が筆の先に下りてくるのを感じながら書く。
その感触は、心が落ち着いている時の呼吸と似ていて、何とも心地よく。
でもつい焦って「待てない」呼吸で書くと、バランスは崩れる。
半紙にたった四文字を書くにも集中力が持続しなかったり・・なんてことも。
結果をすぐに確かめたくて、最後の文字がぞんざいになったり。
「待つこと」
それがなかなかできないわけで。
書でも、日々の中でも。
金文は何も語らないけれど、「待つこと」の大切さを教えてくれる気がする