心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

線とバランスを鍛える

2008-10-22 | 書の話
                         (半紙1/3)



金文の一節。右から「菫經徳」
どれも親しみやすい宇宙人みたいで、書きたくなって。
「徳」という字なんて、両手を広げて笑っているみたいに見えません? 


     
↑原本          ↑毛公鼎の銘文

金文は、甲骨文とほぼ同時期に発展したもので、主に青銅器などの内壁に鋳こまれたもの。
甲骨文が硬い骨に刻み込んだものに対して、金文は粘土など柔らかいものに
鋳こんだものなので、曲線的で柔らかい印象になる。

春秋戦国時代の青銅器は、鳥虫書(ちょうちゅうしょ)と呼ばれる
(↓)より装飾的で、鳥や虫の形をイメージしたという文字が登場。

 

私はどうもこの感じは・・くすぐったくて、あまり書きたいという食指が動かないんだけど
去年参考に書いたもの↓(半切)

 

金文とか甲骨文は、線とバランスを鍛えるのにもよい勉強になります


コメント (2)
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