(半紙)
大学4年のとき就職活動をするにあたり、職種に対する適正検査なるものがあった。
確か・・1から50までを足し算していくという単純作業が10個くらいあって、
その都度タイムを計るっていうのもあった。
だんだん遅くなるのが普通らしいけど、私はどんどん早くなるタイプだったので、
単純作業には向いているのかも
最後にどんな仕事がしたいかという問いがあって、私は今でも覚えているけど、
「音楽と映像、映像とことば、ことばと色・・それらを繫ぎ合わせる仕事がしたい」って
書いた。
後日、コンピュータによる検査の回答が届いて、「あなたに適する職種」って欄には
「あなたに適する職種は見あたりませんでした」って印字されていて
あれから○十余年、果たしてそんな職種にもついているわけではないけれど、
今もその思いは変わっていないような気がする。
別に職としてではなくて、日常の中で、そんな遊びはよくやってるしね。。
たとえば今日はまた違う木簡の臨書だけど、木簡はほんと様々な表情があり、
原本を見ているとき、音楽が聞こえてきたり、書き手の体型や性格までも想像したりする。
私の臨書のしかたって、まさに
「音楽と映像、映像とことば、ことばと色・・それらを繫ぎ合わせる作業」
なのかもしれないなぁと、ふと。
そんなわけで、今日の臨書のイメージは・・
砂漠みたいな無限の果てを、淡々と無言で歩き続ける人。
どこか悟ったような、強い意志を持った人。
そしてテーマソングはDeep Forestの Sweet Lullaby