北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2016.7.24 『富良野岳・原始ヶ原』(1,912m)
やっと晴れた、日曜日!
8週間ぶりか・・・
長かったなあ・・・
山は晴れると100倍楽しい!
今日はMocchanが参加。
Mocchanとは5月、『神居尻山』に登って以来だ。
その本人曰く、あの『神居尻山』でバテて足がつり、大変な思いをしたことがトラウマとなり、
なかなか参加できなかったんだと。
そして今日はドキドキ参加。
5時半に我が家に着いたMocchanの車を置き、私の車に荷物を積んだ。
そしてHiromiを拾い、高速自動車道三笠インターから富良野へと向かった。
富良野市布礼別より『富良野岳』原始ヶ原登山口へ。
到着すると車が2台だけ。
相変わらず静かな山旅を思わせる風景だ。
8時ちょうど、登山口をスタート。
登りに要する時間は3時間と設定した。
Hiromiと二人の場合は2時間半と設定するのだが、Mocchanのスピードを考慮した。
Mocchanの足取りを気にかけながら登るが、なかなか快調だ。
このところの山行を聞いても、けっこうきついところにも登っているので、もう大丈夫だろうと確信した。
しかし・・・
8時45分、原始ヶ原。
Hiromiは以前にも登っているが、全くそのときの記憶をなくしている。
そしてMocchanは初めてだ。
原始ヶ原に初めて立つ人間は、100%その風景に感動する。
原始ヶ原の北にそびえる『富良野岳』の姿が美しく、盛んに感動を口にしていた。
9時45分、原始ヶ原を抜ける。
ここまでは緩い登り勾配の原始ヶ原を、淡々と歩を進めたMocchanに突如異変が!
綺麗に笹を刈られた登山道から、急勾配のガレ場に達した時だった。
Mocchanのスピードがガクンと落ちた。
信じられないくらいの変貌だ。
ストックを突きながら、ほんの小さく出る一歩、そしてまた一歩。
もう辛さがにじみ出ており、なんとも気の毒になる。
随分待ったが、あまりにもスローなスピードに、後ろでただただたたずむように追尾しているHiromiに、
「先に行っていいぞ」と指示。
Hiromiは水を得た魚のように猛然と登りだし、あっという間に去っていった。
その後もMocchanを待つが進まない。
「これは無理だな」と判断し、その旨を伝えると、「いや大丈夫です」との返答。
しかし私の中では完登無理と結論を出し、先に待たせているHiromiに「お前一人で頂上に行ってこい」と指示。
「じゃあ行ってきます!」と、何もためらわないHiromi。
この時点で私はMocchanを待ち、Hiromiが下りてきて合流と同時に下山するつもりだった。
だがやっと晴れたチャンスに、私の足もどうしても上向いてしまう。
Hiromiを追いながら下方に目をやると、Mocchanの姿がはっきりとガレ場の中に有り、
これは安全上問題なしと結論づけて更にHiromiを追った。
11時25分、頂上着。
いつもは人がゴチャゴチャいる『富良野岳』頂上だが、今日はほんの数名だけで静かだった。
即下山を開始し、Mocchanと合流。
Mocchanは頂上手前約400mのところまで登ってきていた。
そして合流と同時に下山のつもりだった私に、「もうタイムリミットですか?」と問うMocchan。
「えっ? いや、まだ時間はあるが・・・」とたじろぐ私に、「じゃあ行ってきます!」。
中学から大学まで一貫してバレーボールに打ち込んだスポーツマンは根性がある!
まいったね、おそれいったね・・・
Hiromiとゆっくり昼食を摂りながら待っていた。
30分ほどして頂上から戻ってきたMocchan曰く、「結局12時ちょうど頂上に着いたので、登り4時間ちょうどでした」。
そんなMocchanに昼食を摂ってもらい、下山開始。
また美しい原始ヶ原の風景を楽しみ、ほとんど下り勾配の作業道を淡々と歩いて、
14時25分、登山口。
その後「ハイランド富良野」で入浴して帰途についたが、車中でMocchanに、
せめてガイドブックの参考タイム内で登れるようトレーニングをして欲しいと思い、
「ガイドブックのタイム見たぁ?」と尋ねると、
「はい、今日の山は4時間30分になってました」。(獲得標高差約1,200m)
あれっ!? じゃあMocchanが遅いわけじゃないじゃん!
ただHiromiが速いというだけなんだわぁ・・・
まあ、『ミニ山の会』で登るときは、その頂きに立つことより、仲間で楽しく登ることが第一の目的だから、今日は花丸!
楽しかったねえ・・・