北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.7.21 『幌向岳』(836m) 残念ながらここも廃道だ
この週末も土曜は出勤日。
週一しか休めない日々がこの先まだ三週間続く。
なげぇよ~
昨日の終業後Hiromiを拾って栗沢町万字に向かった。
土曜の夕方まで仕事をし、
日曜しか休みがないとなると、
どうしたって遠出する気にはなれない。
近場で面白いところはないかと地形図を眺めていると、
ふと『幌向岳』に目がとまった。
積雪期には東の国道452号線から何度か登ったこの山だが、
改めて地形図を見ると頂上まで夏道がつけられている。
それでは登ってみようと思ったわけだ。
ただ廃道の予感も合わせて抱いていた。
万字にはよい車中泊地がないので、
一旦夕張まで走って車中泊。
今朝5時に目覚ましを合わせたものの、
全く起きる気になれず、1時間近くウトウトして過ごした。
Hiromiもまた同じで、結局我々は疲れているのねえ・・・
今朝7時10分、万字の林道入口をスタートした。
入口を見る限り草が生え放題で荒れた感じだ。
その後林道は草が被ったりなくなったりを繰り返す。
Hiromiは二ヶ月続けてダニに噛まれているので、
さすがに今回は長ズボンを着用している。
林道は蛇行しながら徐々に高度を上げて行く。
そして7時50分、最初の林道分岐を迎える。
地形図通り右に入って更に高度を上げてゆく。
この林道には伐採箇所がないので、
常に樹林に囲まれた中を歩くため、
視界が開けるところがない。
従って短調で退屈な歩行が続く。
すると8時15分、CO.600で地形図にはない分岐が現れた。
これは勘で進むしかない。
右手の林道を選んで進むとすぐに「幌向岳」への手書き標識が現れた。
どなたかが付けて下さったものだが、
この状況ではホッとする場面だ。
そして林道は更に荒れてくる。
草だらけでヒグマのフンが頻繁に現れる。
8時30分、CO.640で登山口。
ところが2~3歩立ち入ると笹薮だ。
先に目をやると白樺の木にピンクテープが付けられている。
明らかにそこに登山道が存在していたことを思わせる。
しかし今はただの笹薮だ。
廃道を確認して撤退を決めた。
しかし簡単には諦めきれない私があちこち歩き回り、
尾根筋で笹の薄そうなところを探していると、
30mほど後ろから着いてくるHiromiが突然、
「帰るわ!」
「いきなり帰るわって、今か? 一人でか??」
こいつは全くわけがわからん。
ただ、この二ヶ月の間にダニに二回噛まれ、
ウルシにもやられているから、
もう藪こぎはまっぴらといったところだろうと想像はできる。
林道に戻ってくてくと下山を開始。
相変わらず見通しのきかない林道を淡々と下って、
10時35分、駐車地。
途中セイコーマートのホッとシェフで昼食をとって帰宅。
そしてこのあとの締めはやはり「サイゼリヤ」で反省会!