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2024.12.21 『安斉ノ沢』(217m)  広い風景の中を行く

 

 先週末はまたHiromiと別行動だったので、

天気予報に従って、

三笠へ出かけてみた。

このところ岩見沢市から三笠市にかけて、

連日大雪が続いていたが、

ようやく一息ついたか?

途中の栗沢町から見上げる空は、

ちょうど雲と晴れの境目で、

この日はいつも雪雲に覆われている、

北側の空が晴れていた。

 栗沢町から三笠市に入り、

道々30号線を走って行く。

そして岩見沢市と三笠市の境界となる、

「市来知川」に沿って伸びる農道に入った。

これを2kmほど走った地点に、

タイヤショベルで雪を押してできた空き地があるので、

これを駐車地とした。

また、この時点で8時を過ぎていたが、

車の外気温計が-15℃!

寒くて車外に出たくはないが、

出るしかない!

 一週間前「御園山」で深い雪に悩まされ、

ひどく苦労したので、

この日は大型のスノーシューを用意した。

そして駐車地からそのまま大地へと踏み出した。

既に大量に降り積もった雪に、

スノーシューが取られる。

それでも大量の積雪が、

それ自体の重みで締まりだしていた。

そんな雪を一歩一歩踏みしめて進む。

広い大地の向こうに、

林道が走っているので、

その上に上がる。

すると西から北にかけての風景が広がった。

ここは広い!

だからここにやって来る!

遠く樺戸山地が白く輝いて美しい。

 広い風景の中に続く一本道を、

東に向かって歩いて行く。

そしてその中に立つ、

雪をまとったカラマツが、

何とも幻想的だ。

それを過ぎると前方に目指す「安斉ノ沢」が見えてくる。

それに向かって一歩一歩、

ジリッ、ジリッと近付いて行くと、

エゾシカの足跡が現れた。

別に珍しくもないが、

細い脚で深い雪に取られたその跡は、

何とも気の毒になる。

しかし、雪が降っても冬眠することなく、

低温に耐えて樹皮を食しながら繁殖し続けることを思うと、

何と強い生き物か。

 最後は林道を離れて斜面に取り付き、

少々の急登を経て、

四等三角点「安斉ノ沢」。

何度も踏んできたピークだ。

 下山は同ルートを辿り、

自らが付けてきたトレース上を歩いて楽をする。

そしてまた広い風景を楽しみながら歩く。

この頃になると上空の青空がその面積を増し、

美しい風景が更に輝くようだ。

そんな中で周囲の風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

 昼食後再び歩き出して駐車地に戻った。

そして車の温度計を確認。

するともう昼近かったが、

まだ-10℃と表示されていた。

いやあ、寒い日だったねえ・・・

今年は寒くなるのも早かった。

  私にとってこの日の山登りが、

今年167回目。

通算4,950回目となった。

5,000回まであと50山行!

 

 

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