エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

エリクソンの叡智:  社会病理も心の病気も,「毎日の礼拝」が解決します

2017-04-09 09:43:34 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
インターメッツォ : 人間らしい暮らし
   子どもの貧困 No.4  子どもの貧困。今日はその4回目。 それは、子どもの遊びから感じることです。休み時間、私は、なるべく、屋外や体育館で遊ぶよ......
 

   Toys and reasons. P.84。第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 「イキイキと生きている」毎日の礼拝を研究する時にだけ,世代間のパターンの中に,人は自分が折り合いがつけられずにいることの解決策が隠されている,と言った気付きが得に大事な時代です。毎日の礼拝が,ヴィジョンを見失い,科学技術が進歩するなかで,なくなっている今だからこそです。

 

 

 

 

 

 やや,今のニッポンを意識し意訳してあります。

 でも,40年前に書かれた文書だと思えない程,タイムリーでしょ。

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アメリカの多角的な発達トラウマ障害(DTD)治療と研究,ニッポンの発達トラウマ障害(DTD)治療と研究は貧しい

2017-04-09 09:32:34 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
役立つアセスメントを! 役立つ治療法を!
   魂中心?  ルネッサンスは、人間中心の時代です。 Young Man Luther 『青年ルター』p191下から8行目途中から。  &...>......
 

 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?p.3,第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 

 私どもの一番大事な使命は,治療のために来てくださる子ども達,大人たちのお世話をすることにありますけれども,また,トラウマストレスが,様々な人々に対してどのように悪影響があるのか,そして,どの治療法がそのひとりびとりに効くのか,を探索的に研究することも,当初から大事な使命の一つにしてきました。私どものトラウマセンターは,様々な研究財団,アメリカ国立精神保健研究所,アメリカ補完代替医療研究センター,アメリカ疾病予防センター,私立財団から支援していただき,様々な治療法の効果,例えば,薬物から,対話によるサイコセラピー,ヨガ,EMDR,演劇療法,ニューロフィードバックまで,その効果を研究しています。

 

 

 

 

 

 アメリカでは,発達トラウマ障害(DTD)の治療と研究が,ヴァン・デ・コーク教授らの努力のお陰で,非常に多角的に,民主的に,広範に,実行されているのかが分かりますね。

 繰り返しになりますが,日本には,発達トラウマ障害(DTD)の国立の研究機関が1つもありません浜松医大と福井大と横浜の「子どもの虹情報研修センター」がほそぼそとやっている程度です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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聖書の言葉: πρόσωπον 眼と眼を合わせて,心は生まれますから

2017-04-09 08:37:57 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
気功もお奨め
   時期を失うことの損失  心の発達にも、身体の発達のように、時期がある。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成......
 

 

 今朝の聖書の言葉はπρόσωπον,プロソーポン,人の顔,です。

 πρόσωπονは面白い言葉で,πρός 前にὤψ 眼,顔,の組み合わせの言葉です。眼が顔を意味するらしい。たしかに,赤ちゃんの顔を判別する時に,眼が重要な働きをする,と言った実験が,下山晴彦さんの『教育心理学Ⅱ』か,どこかにありましたね。

 先ほど書いたブログ現世考: 名古屋大生,発達トラウマ障害(DTD),大反響で,
気持ちが温もりを感じるやり取りを赤ちゃんができる良質の時間」と申しましたが,その大事な一つが,赤ちゃんとお母さんが眼と眼を合わせて,ゆったりとする時間ですね。

 今朝の聖書の言葉は,その連想で,πρόσωπονにしたんです。

 そして,人の心は,赤ちゃんとお母さんが,眼と眼を合わせてゆったりとした時間を過ごすことから,生まれるものです。赤ちゃんとお母さんが眼と眼を合わせることが,≪共に見る≫事の元型ですし,人の心,良心の原型になるんですよね。

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#現世考: #名古屋大生殺人事件,#発達トラウマ障害(DTD),#大反響

2017-04-09 07:31:29 | 間奏曲

 

 

 

 
私どもの進むべき道
   子どもの貧困 No.4  子どもの貧困。今日はその4回目。 それは、子どもの遊びから感じることです。休み時間、私は、なるべく、屋外や体育館で遊ぶよ......
 


 半月前,ブログで現世考: 名古屋大生殺人事件,無期懲役に。無責任の象徴だ!!を書きました。直ぐにはそれほど反響はありませんでした。ところが,無期懲役の判決を不服として,控訴した日(http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170407_13009.html)から,反響が続いています。私のブログで,連日このブログの閲覧順位が,一番,二番の日が続いています。

 なぜでしょうか?

 名古屋大生の殺人。「勉強ができる子は,勉強が出来ても,ダメな子だ,教育ママもダメじゃないか」「勉強だけじゃぁね,…」という受け止めが多かったんじゃないかしら?

 でも,当方のブログでは,全く違う視点から,この名古屋大生殺人事件を見ましたね。

 1)この名古屋大生が発達トラウマ障害(DTD)である,という視点。

 2)ニッポンの発達トラウマ障害(DTD)は,新聞やニュースになる虐待やネグレクトによるのではない。むしろ,わがニッポンが,低賃金・長時間労働を市民に強いる,病んで不毛な社会(impoverished society)のために,0歳,1歳の時に,母親が赤ちゃんの眼の前にいる時間が極端に少ないこと,したがって,気持ちが温もりを感じるやり取りを赤ちゃんができる良質の時間極端に少ないことによるものが,ニッポンの発達トラウマ障害(DTD)の圧倒的多数であること

 3)ニッポンの発達トラウマ障害(DTD)の子ども等は,病院(町医者~大学病院・児童精神科医),保育所,学校(幼稚園・小学校~大学院),児童養護施設などで,発達トラウマ障害(DTD)とは診断されず,発達障害(ADHD,自閉症など),ウツ,PTSD,起立性障害などと誤診されてしまうために,正しい医療,正しい支援,正しい教育,正しい支援を受けられないばかりか,発達トラウマのことを考慮されないままに,時間割や日課,ルールなどを押し付けられるという,アメリカでは禁忌とされる関わりをされ続けるので,発達トラウマ障害(DTD)の子どもは,学年が進むほどに次第に病状が悪化していること。

 つまり,学校などで良かれとしてやっていることが,現実には,発達トラウマ障害(DTD)の子ども達に対して虐待を毎日していることになる,と言う戦慄すべき状況だ,ということ。

 主にこの3つの視点を提供したことによって,ブログの閲覧者が激増した,と思います。

 ですから,この名古屋大生を断罪してはいけません。

 名古屋大生を,無罪にして,正しい治療,正しい教育,正しい支援を今こそすべきだ,と私は考えますね。

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