エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考: 透き通った空

2017-04-24 06:46:47 | 間奏曲

 

 

 

 
人の立場になれる子に育てるためには
   倫理的想像力とパレーシア  倫理的想像力。聴いたことがありますでしょうか? この言葉はいろんな人が言っているのかもしれませんが、私は大江健三郎さん......
 

 

 空。そらです。

 東日本大震災の被災地で5年間サイコセラピーをしてきて,一番印象に残ったのは,でしたね。

 大学時代,ワンゲルで日本全国方々歩きしまたから,いろんな空を見てきたはずです。東京都国立から,東北に行くと,特に海沿いの街の空の言葉にならない透き通った感じに感激しましたね。ご当地の人たちにそのとこを話しても,その空は当たり前ですから,私の感激を共有できた人は,残念ながらいませんでした。

 東京でも国立はかなり田舎です。その国立の空と,たとえば,種市の空を比べたら,種市の空は,国立で1年に一度あるかないか,と言う透き通った空が,晴れたら毎回見られます。まいかい,サイコセラピーの合間や,校庭で子ども達と鬼ごっこをしている時に,眺めていました。

 同じ東北の詩人,宮沢賢治の詩に,「雲からも 風からも 透明な力が その子にうつれ」と言う詩がありますけれども,あれは,東北の透き通った空でなくては,生れなかったろう,と東北で過ごす内に気付かされましたね。

 透き通った空を,見上げて,透明な力を頂きながら,生きたいものですね。

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大人が子どもとの「強者弱者の関係」に付け入る時

2017-04-24 06:13:53 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
劇場のセラピー?
   心病む人が増える時代の雰囲気  器官の発達が、人間関係の発達にも繋がります。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ......
 

 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.175, 第5パラグラフから。

 

 

 

 

 

 ジュリアンがシャンレー神父にあったのは,6歳の時で,教区教会のCCDという教義クラスに出た時でした。ジュリアンは,シャンレー神父が自分をクラスから取り出されて,告白の部屋に連れていかれたのを覚えています。シャンレー神父はキャソックを着ることはほとんどなくて,ジュリアンは,神父の濃い青のコールテンのズボンをよく覚えていました。2人は大きな部屋に行くのですが,そこには,向かい合わせに椅子があり,膝まずくベンチがありました。2人はトランプで遊び,負けたら服を脱ぐ「戦争」をやったんです。

 

 

 

 

 

 無垢な子どもを,大人が「遊び」にかこつけて,食い物にする典型でしょう。

 大人が子どもとの「強者弱者の関係」に付け入るのは,なにも,シャンレー神父に限りません

 

 

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聖書の言葉: 祝福の源 ☺

2017-04-24 04:28:48 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
インターメッツォ : 「美しい」原節子さん 見えないところが滲み出る不思議  増補版
   一番大事なことを見落としている不安  アイデンティティ、自分を確かにさせることは、この世の栄華においては、出来ない…。 Young Man Lut......
 

 今朝の聖書の言葉は,「祝福の源」です。

 世の中で,すごいね,と言われることと言ったら,大きな家,お金持ち,社長さんや,大臣でしょうか? 小学生の頃にならっていた剣道の年老いた先生が,「偉い人』が偉いとは限らない」とおっしゃって,意味は解らなかったんですが,その語り口からして大事な教えだと感じたことがありました。いまみたいに,大きな家に住んでいる社長さんが,東芝や東電とこみたいに,多くの人が不幸になったり,会社が立ちいかなくなったりするのに,自分が得することや面子を優先しているのが分かって,剣道の古老の先生のおっしゃっていたことは,「本当のことだ」と分かります。

 聖書で「祝福の源」と言ったら,『旧約聖書』の初め「創世記」第12章~に出てくるアブラハムです。神様がアブラハムに対して直接「祝福の源」にしますよ,と語っています。それを聞いた,当時はまだアブラムと呼ばれていたアブラハムは,「もう私は年寄りだし,難民ですし,子どももいないし,そんなの無理でしょ」と思ったって言うんですね。今,難民と言えば,ヨーロッパを見たり,ニッポンが全然受け付けないことを考えたりすれば,「迷惑」の代名詞みたいに思われますでしょ。その「迷惑」の代名詞が「祝福の源」とされるんですね。

 でも,年老いた奥さんに子どもが生まれて,その子の名前をイサクと名付けたってんですね。イサクは,「彼は笑う」という意味だそうですよ。生まれて来た子どもも,父親のアブラハムも笑ったでしょうけれども,まず神様が笑ったのでしょうね。神様は,思いもよらないところに,約束通り,すごいね,不思議だね,と言う出来事をもたらしてくださいます。神様の笑いから,私どもの大笑いが生まれます

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エリクソンの慧眼: 攻撃性は,もともと陽気で楽しい?

2017-04-24 04:23:45 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 

 
発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達の、できそこないな自分
   倫理的想像力とパレーシア  倫理的想像力。聴いたことがありますでしょうか? この言葉はいろんな人が言っているのかもしれませんが、私は大江健三郎さん......
 

  今宵のエリクソンは,Toys and reasons. P.56.ページ,15行目から。言葉遊びの5日目。

 

 

 

 

 

 こういった遊びの色々をハッキリさせるためにまず議論しなくてはならないのは,遊びにある攻撃的な側面なんですね。それから,攻撃性にある陽気で楽しい側面もね。

 

 

 

 

 

 攻撃性と言ったら,ダメなものの代表選手みたいに思いがちでしょ。でも,これが大間違いだというのが,エリクソンの慧眼(けいがん)です。とくに,子どもの遊びの中にある攻撃性は,ある意味必要不可欠です。

 明日が愉しみ。

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