脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

「支援拒否」という言葉に対する違和感と考察

2020年11月30日 | つぶやき
NHKスペシャル あるひきこもりの死を見た感想です。

支援にかかわる人や、家族は、
11月27日の首都圏ネットワークの6時22分ごろからを、ぜひ、NHKプラスで動画で見て考えてほしい。

あと数日で見られなくなるから。

11月27日の首都圏ネットワークによると、
ひきこもり支援窓口の7割が感じる事が、「支援拒否」だと言うが、

この言葉に違和感を感じるのは私だけだろうか?

「登校拒否」という言葉に対して、
当事者が違和感を感じたのか、「不登校」という言葉に変わった。

「拒否」という言葉は、どうしても当事者目線ではない、第三者が当事者を見て勝手に自分目線で名付けた言葉に感じる。

学校に行くのを「拒否」しているのではなく、行けない状態を第三者が「拒否」と決めつけないでほしいように、

ひきこもりの支援を「拒否」しているのではなくて、
その支援を受けられない、受けたくない精神状態にある人を、第三者目線で「拒否」と言わないであげてほしい。

私は実際に、個人クリニックで、検査を断ったら「検査拒否」というハンコを紙のカルテにポンと押されてそれを見てしまい、
非常に不快な思いをした事が2回ある。

いかにも「困った患者」のレッテルはられたみたいで。

検査を断ったのは、ちゃんと理由があるんだけど。医者にはそんなの関係ないから。
個人クリニックは検査も収入のうちだし。
素直に受けない患者は、実際やっかいで困った患者なのだろう。

そんな経験があるから、「支援拒否」という言葉には非常に不快感を感じた。

脳脊髄液減少症でひきこもり状態に似た経験をした私には、
その人たちの気持ちが少しだけ想像できるから、
が「支援拒否」という言葉を耳にしただけで、

これだから、知ったかぶりで実はわかっていない支援者ばかりで嫌になるし、悲しくつらくなる。

「支援拒否だなんて、そんな風に一方的に私を見る人になんか、心は開きたくない。」と私なら思ってしまう。

拒否でなくて、辞退とか、遠慮に近い感情だと思う。

本当は助けてもらいたい、
でも、今の状態だと助けてもらうほうがつらいから、
しかたなく助けてもらわない、そんな感じだと思う。

なぜ、そんな感情になるのか、私個人のケースだけど、当事者の気持ちが知りたい支援者がいるなら、
こんど教えてあげますから、
支援者の皆様、参考にしてくださいな。

その前に、11月27日の首都圏ネットワーク見てみて考えてみて。

どうしても私、納得できないの。

11月27日の首都圏ネットワークには、
49歳で30年ひきこもった末に病死した男性が、
「それまで働いていた人が、20歳の時に交通事故にあって、足を切断する大怪我に遭ってからひきこもるようになった。」
と説明があったのに、

11月29日のNHKスペシャルのひきこもり死では、
その人はチラと説明されただけで、交通事故後からひきこもるようになったという話が一切カットされていたこと。

もし、私が、NHKスペシャルだけ見ていたら、「この人、もしかして、脳脊髄液減少症が見逃されていたんじゃないの?」と思わなかったかも?

たまたま首都圏ネットワークで事前に詳しい説明見てたから、交通事故後からひきこもったと知ったけど、

NHKスペシャルでは、てっきりもっと詳しく交通事故後にひきこもった経緯について取材した内容が流れるのかと思ったら、

交通事故にも触れなかった。

NHKがカットしたのか、遺族の意向か?

まさか、損害保険会社の圧力か?

まさかね。

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