脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

ひきこもり支援での言葉づかい

2020年12月06日 | つぶやき
NHKスペシャル 「あるひきこもりの死」
の感想の続きです。

支援者が、当事者たちに介入しようとする時の、言葉使いがタメ口なのが、私はちよっと気になりました。

堅苦しい敬語より、当事者に打ち解けてもらうために、親さを示すためにタメ口になってしまうのかもしれないけど、

私が当事者だったら、支援者にタメ口きかれたら、なんか自分が見下げられているみたいでよけいみじめになって嫌だな。

タメ口だと、自分を見さげて、自分たちは安定した仕事についていて、仕事でやむなく、こんな自分にイヤイヤ関わっているのかと感じちゃったら、

自分をこんな扱いする人の世話になんかなりたくないって思っちゃうな。

それが、「支援の辞退」につながるのかもしれないと思いました。

あくまでも当事者を尊重した話し方で、
人対人で対等に話し、
私は今は仕事でここには来てはいるけど、あなたを心から心配している。 

あなたには元気になって生きてもらいたい。
私はあなたの力になりたい。
だから、私からの支援の提案を受け入れてくれませんか?」

という、支援者の真剣な思いが伝わらないと、支援を受け入れてはもらえないと、私は思いました。

私は病院で、よく、患者として処置を受ける時など、
看護師さんや若い医師に、タメ口で幼児に話しかけるような言葉をかけられる事がありました。

特に、もうろうとしている時や、具合悪すぎて問いかけにちゃんと応答できない時、弱っている時に、そういう扱いを受ける傾向がありました。

つまり、こちらが弱者になって相手に対抗できない状況で、
相手がこちらより優位で強者にあると相手が認識した時、
無意識にタメ口で話されてしまうとかもしれないと何度か感じてきました。

タメ口で幼児に話しかけるように話されると、話せなくてもちゃんと聞こえてるからなんか嫌でした。

老人ホームなんかでもよくある話で、

若い人が、幼児を扱うような言葉づかいで高齢者を扱う事は、あります。

親しげな話し方を嬉しがる人もいるかもしれないけど、

見た目、老人でも、頭がはっきりしている人は、若い子に子供扱いされるのはやはり嫌な人もいると思います。

ALSで体は動かなくなっていくのに頭がはっきりしている人は、
同じように支援者やヘルパーに、幼児のような口調で扱われたりしていたら、
つらいだろうな。

ひきこもりの人にも、高齢者にも、病気の人にも、
健常者の支援者、医療者は言葉づかいに気をつけて、
基本、敬語で話してほしいと、思うのは私だけかな?


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