脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

本当にMTBIですか?

2024年04月17日 | マインドコントロール

から以下引用


WHO Collaborating Center Task Force は、
システマティックレビューを基に、研究における方法論として新たな MTBIの定義を提唱した。
まず、MTBIを「外部からの物理的な力により、頭部に力学的エネルギーが加わる結果生じる急性の脳損傷」と定義し、
臨床症状としては、受傷30分以上経過した後のGCSが13~15であること、そして、
①錯乱や見当識障害,
②30分以下の意識消失
③24時間以内の外傷後健忘、
④その他,巣症状や痙孿,外科的治療の必要のない頭蓋内病変などの
一過性の神経学的異常の
どれか1つの項目を満たせば、MTBIとすると提唱した.
前提条件に頭部外傷の重症度分類である GCSによる評価を加えたが、
この定義は多数の論文から抽出された結果であるため、
科学的に絶対な基準となる根拠が存在しない。
すなわち診断基準が定まったわけではなく、今後の研究のために MTBIの定義を提案したにすぎない。
そのため、この定義を“WHOの診断基準”という記載も散見されるが、これはまったくの誤認である。
また、脳損傷の定義にもかかわらず、画像診断などの脳外傷・脳損傷に対する客観的基準が欠落しており、予見をもつた診察者の主観が入りやすいなどの欠点がある。」


私もそう思います。

想像ではなく、実体験として。


現代の医療機器での限界で、画像に映らない、本当の意味での脳損傷というのは存在するとは私は思います。


けれど、脳外科医師ではない医師にMTBIの診断を、実際に受けた事が、私はあります。

当時の私はまだ、私の体のとある場所から髄液漏れてる事を脳外科医師も気づいていないころでした。


自らが提唱するMTBIとの予見を持った脳外科医師ではない医師が、

いくら外部の医師た依頼して患者の排尿機能や視覚、聴覚、など神経学的検査結果の異常を集めても、それで、MTBIとするには、無理があります。


なぜなら、私の体験だと

脳に損傷はなくとも、髄液漏れでも神経学的に異常はでるからです。


髄液漏れてた私は、実際に目は二重に見え、視力は落ち、聴覚は低下し、頻尿多尿、排便の障害、味覚障害、歩行障害、手の感覚障害など、さまざまな神経障害がありました。



しかし、それらは、ブラッドパッチ後軽快しました。

全く消えた症状もあります。


つまり、脳に傷はなくとも、脳の周りの髄液の減少、漏れ、循環障害など、なんらかの障害でも脳神経は正常に機能できないのか、さまざまな神経障害が出ます。


だから、患者の神経学的検査でさまざまな異常を認めたからと言って、

脳脊髄漏出症を全く視野に入れず無視したまま、MTBIです!と診断する事は、かなり危険だと思います。

ブラッドパッチ治療でかなり治るかもしれない患者を、

治らない患者グループに囲い込んでしまう危険性があると思うからです。


私は、それぞれの病名を提唱する医師や患者会の縄張り争いを煽るつもりはなく、

冷静に、皆で手を繋ぎ、似たような症状を体験した患者とその医師たちが意見や知識を持ち寄り、

どうしたら、より多くの人たちを救えるか?をみんなで一緒に考えてほしいとの願いからこれを書いています。




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