11/10にフランスに戻ってきて、11/11がフランスの祝日であったこともあり、今日、11/12に久しぶりにIFSTTARにやってきました。
前回、10月下旬の滞在時はなぜかWiFiへの接続がうまく行かず、自分のオフィスに来るとインターネットを使えない、というあまりよろしくない状況だったのですが、今日はうまく接続できました。これでいろんな意味で体制が整ったので、私もフランス留学期間の本格発進の気分です。
今朝は、またオフィスでインターネットが使えないと急ぎの仕事ができないので、長女を通学バス乗り場で見送った後、近所のスターバックスでWiFiに接続して仕事。気が付けば2.5時間があっという間に立っていました。日本では、落ち着いた環境で仕事をする時間がほとんど取れないのですが、フランスでの時間のまず良いところは、集中できること。2.5時間の集中作業の後、通勤中にフランス語のスピードラーニングの勉強を行い、久しぶりのオフィスに到着しました。
研究所のオフィスでの時間は、現在は大きく分けると三つの過ごし方に分類できます。近い将来、四つに増えると思いますが、焦らないようにします。
一つは、急ぎの重要な仕事を片付けること。日本の仕事です。私の体はフランスにありますが、日本にいる多くの学生の研究指導はもちろんそのまま続けていますし、研究プロジェクトも私がどこにいようが関係なく続いています。また、学会関係の仕事も多く引きずっています。大学の事務作業などと合わせて、これらは当然に着実にこなしていく必要があります。先ほど、ノートにリストアップしましたが、思ったよりも数・量が減っており、安心しました。先日までの日本出張の成果です。
二つ目は、これまでの研究成果の論文投稿です。和文、英文ともに結構な量に上りますが、早めにこの仕事を軌道に乗せたいと思っています。
三つ目は、勉強。日本でなかなか読むことのできない分厚い書籍を読み込むことや、基礎固めのための勉強、将来の展開のための勉強です。
近い将来、増えるであろう四つ目は、こちらでの研究プロジェクトの展開。10/29に研究所の月例ミーティングで私が行ったプレゼンもその布石になるでしょうし、まずは研究室の研究者とコミュニケーションを個別に行い、彼らの行っている研究を知りたいと思います。全く焦るつもりはありませんが、先ほど、一番コミュニケーションを取っている中国からの研究者に、近いうちに研究の話を聞かせてくれ、とお願いしておきました。すべては布石です。
上記に含まれていない「急ぎではないが重要なこと」というのがもちろんあり、ときどきそれを進めるための思索の時間を持つことにしました。
以上のように、私のやるべきことはいくつかのカテゴリーに分かれるのですが、それぞれのカテゴリーのノートを作るのが良いように思っています。ノート自体も自身の財産になると思います。
さて、今日のオフィスでの仕事を本格始動です。ベートーヴェンの協奏曲を聴きながら、3時間強、集中した時間を過ごしたいと思います。
11/10にパリに戻ってきました。11回目の結婚記念日でもありました。奥さんが作ってくれたムール貝のワイン蒸しを、私は空港からの交通渋滞で少し遅れて参加しましたが、ディナーでおいしくいただきました。
家族はパリでの生活の第二ステージに入っています。第一ステージは9/10の渡航から10/12の日本への出発までで、義理の母が第一ステージの立ち上げを支えてくれました。
その後、VISAの取得や日本の住居の引越しなどのため全員で帰国し、10/24にパリに戻り、第二ステージが始まりました。第二ステージは、私の母が手伝いに来てくれました。奥さんもパリで働いていますし、また生活が確立できておらず、私の11泊の日本出張もあったため、母の手伝いはとてもありがたかったです。
そして、私の日本出張が終了し、ようやく家族の第二ステージに戻ってくることができました。母の帰国が明日に迫っており、その後は、いよいよホテル生活が終了して家での生活が始まります。それが第三ステージでしょうか。
とにかく家族の調子がよく、皆が元気で活発です。パリに戻ってきた夜の長女、次女の歓迎ぶりはすさまじく、父としてうれしかったです。
昨夜は私もトマトソースのイワシ、ナスのパスタを夕食に作りました。皆においしく食べてもらいました。パリ滞在中は日本での生活以上に料理をすることになりますので、電子図書のレシピも購入しました。レパートリーも増やしたいと思います。
パリ到着後、相変わらず日本の急ぎの仕事が舞い込んできますが、遅れていた「目視評価法」の原稿も執筆終了し、編集者に送りました。最近は、執筆する原稿が実務の方々を中心にしっかりと読みこんでいただけるので、執筆する側としてもありがたいです。締切りを過ぎていて恐縮ですが、恵まれた環境に改めて感謝しながら、パリのホテルで執筆しました。
11日はフランスの祝日でしたので、今日12日から研究所への通勤を始めます。
読書習慣が完全に復活し、今は「世に棲む日日」の二巻をとても楽しみながら読んでいます。遥か遠い存在ではありながら、吉田松陰の突き抜けた楽観思考や周囲を根こそぎ巻き込む影響力については、私も見習いたいところが多く、前回6年くらい前に読んだときよりも、もっと多くのことを感じながら読んでいるように思います。
本は読みたいものをそれなりに持参し、船便でも多く送り、電子図書でもそれなりに整備しました。フランス滞在中に退屈しないくらいの量は揃っていますので、大きな楽しみの一つとして充実した読書を行いたいと思います。
研究としては、博士学生の投稿論文の添削などが急ぎですが、いよいよ、自身の論文執筆に本腰を入れる状況になってきました。今回のフランス滞在の主目的の一つでもあります。早めに一本投稿を完了させ、波に乗れればと思っています。一本目は、書きかけの原稿である、山口県のひび割れ抑制システムのこ効果(ひび割れ抑制、表層品質向上)に関するものです。大事な論文と思いますので、落ち着いた環境でベストを尽くしたいと思います。
日本では身が入らなかった、フランス語の勉強、建設マネジメントの勉強も、本日から本格再始動したいと思います。