細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

バランス

2013-11-21 19:24:05 | 人生論

今朝のパリは非常に寒く、通勤時に小雨も降っており、電車も混んでいたので、やや体調が悪くなりました。

最近、通勤の行きの時間は、ほぼいつもフランス語の勉強(Speed Learning)に当てていました。朝の頭は冴えているので、語学の勉強にも適していると思いますが、当然にフランス語の勉強をしているときは他のことを考えない。

電車での時間というのは読書や思索にも適しています。列車振動のリズムがあるからでしょうか。

今朝は体調が悪かったこともあり、フランス語の勉強をやめて、聴きたい音楽を聴いていました。 そうすると、途端に研究のことをいろいろと考え始めました。来年1月には私の指導している修士の学生が二名、IFSTTARにインターンでやってきます。実験等の研究活動を行うことになっていますので、もちろん有意義な時間になるよう私もできうる段取りをしたいと思っています。SWATもフランスに移送する予定です。その研究テーマや段取りのことなどをぼーっと考えていました。

とにかく思考することが重要。思考、コミュニケーションにより研究が進んでいきます。研究所の机で考えればよい、と思うかもしれませんが、思考に適した場所というものがあります。

「留学」という名目で来ているので、やはり勉強、研究していないと後ろめたい気持ちになるわけです。上記の例で言えば、通勤中にフランス語の勉強をすることは、満足心につながり、実際にフランス語も少しは上達するでしょうから悪いことではありません。ですが、勉強して満足するこばかりに没頭すると、リラックスした時間での研究の思考の機会を妨げることになる。

何事もバランス、ですが、自分自身の生活での過ごし方のバランスを取ることがやはり重要であり、常にいろんなことを試しながら、結果をチェックする必要があると改めて感じました。

あれもこれもやりたいことはあるし、家庭の仕事もあるし、結局どこにいても時間があり余るということはありえないのですが、模索しながらバランスの良い時間を重ねていきたいと思います。

なんだかんだ言っても「真面目」な性格であり、サボる性格ではないため、思い切ってリラックスする時間を取ることがポイントかなと思っています。

そういう意味では、毎週水曜日の次女との散策は、一つの大事な時間になりそうです。 


水曜日

2013-11-21 17:58:52 | フランスのこと

私が日本出張を終えて、本格的なパリ滞在を始めて二週目になります。

水曜日は、次女のスクールが午前だけなので、今のところ、水曜日は私が次女のお世話をし、長女のお迎えや夕食の準備などをすることになっています。

仕事、という面ではもちろん不利なのですが、仕事だけして人生が充実するわけでもなく、仕事をする時間はほかにいくらでも創り出せます。また、家族みなが心身ともに健康であることが、すべての活動の基盤になります。

というわけで、水曜日を貴重なチャンスと捉え、次女とあちこち探検することにしました。

第一回の次女との散策は、凱旋門。家からもメトロで5駅、と非常に近く、私も上に登るのは初めてでした。

シャンゼリゼ通りの眺めが素晴らしかったのは言うまでもありませんが、凱旋門の中にもさまざまな見どころがあり、"Etoile"(星)という駅名の由来も知ることができ、満足です。
私自身もいろいろと感じますが、次女にいろんなものを見て、次女なりに感じてもらえればと願っています。



凱旋門から帰るメトロの中から撮影したエッフェル塔。最寄駅に到着する直前に撮ったので、エッフェル塔は本当に我が家の近くです。

帰宅後、溜まった洗濯物を、まだ借りているホテルのコインランドリーで洗濯+乾燥。

今日は水曜日だったので、次女のスクールの帰りに、マルシェで食材を買い物。ホタテ貝や、ミニキャベツなどを買い、夕食にはクリームシチューを作りました。初めて、ホワイトソースも自分で作りましたが、家族みながおいしく食べてくれました。

シチューができると、具を変えるといろんなおいしいシチューができるので、寒い冬のパリでは強力な武器になりそうです。