26.07.02 霊 NO.469
暑くなってきました。 お盆にはまだ少々時間ありますが、真夏向きスリラーを紹介します。
ある日漁師が漁に出ていましたが、あまり収穫がないので網を引き揚げて帰ろうとした時のこと。
やけに網が重いのでやっとの思いで引き揚げたところ、なんと人間がかかっていました。 大変だ警察に届けなくちゃ…と思ってホトケを動かすべく手を振れ
たところまだ体温がある。
人口呼吸でもすればもしかすれば助かるかもしれない。 ところがホトケを動かしたら、胸のポケットから札束が転げ落ちた。
人命第一・・・いや、どうせ死ぬんだ・・・と、しばし心の葛藤があったのち、彼は札束を拾って「ホトケ」を海に戻したのです。
ある日、彼が夜中に目覚めると孫娘の部屋に明かりがついているのに気づき中に入ろうとすると、その孫娘が「中にはいらないで!!」と狂ったように叫ぶ
のでした。
・・・続く。