26.07.28 上 向 き NO.495
「上を向いて歩こう」という坂本 九の歌がありましたが、これはいけません。
普通に前を見て歩いていてもちょっとした段差に躓いて転倒して骨折したりするものですから、
上を向いて歩くというのはご法度です。
平素は前を向いて時々下を向いて、たまには上を向くのもいいでしょうが、右を向いて・左を向
いて・時々は後ろも向いて、徒歩だって自転車だって・車だって・人生だって、安全確認が肝要
です。 ところが、最近上の方ばかりを見て下の方を顧慮しない官僚・裁判官・検察官・
サラリーマンだって「部下の手柄は俺のもの・俺の失敗は部下のもの」と栄誉を横取りし・失敗
を下になすりつけ、上層部のご機嫌取りに始終する「ヒラメ人間」ばかりになっている。
ものごとの重心は常にしたにあることを知らない。
「歩」のない将棋は負け将棋。 世間「歩」がなきゃ成り立たぬ。