小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

息子へ

2014-07-06 09:08:13 | 日記

26.07.06             息  子   ㇸ  NO.474

 

 君たちに贈る歌。

「古稀来れば 小遣いよこせよ 息子たち 余裕なきとて 親忘れ

これは「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なきとて 春を忘るな」の替え歌だ。

覚えているかい、な~そは禁止の助詞で万葉の歌に多く使われている。

添よ 山ホトトギスは、涙をだささないで・・・という意味で、

春の鳥 鳴き鳴きそ・・・は、鳴かないでという意味。

痛く引き 法師泣かまし・・は痛いからひっぱらないでという意味。

な~そがどれだけ使われているか徹底的に調べる、というようなことをやっても面白いんじゃないか?

なを、東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なきとて 春を忘るな

はちょっとおかしい。 藤原道真が大宰府に左遷された時の歌とのことだが、もし、タイムスリップして藤原道真に会えるのならば、言ってやりたい。 

九州に行くのなら匂いは「起こせ」じゃなくって「寄こせ」だろう、そして、「忘るな」は万葉の慣用からいえば「春忘れ」じゃないのか?そうだ、元の歌に

戻れば解釈はこうだ。

君たちの親も70歳を過ぎた、いつまでも親のすねにかじりついてないで息子たちよ、余裕がないのかもしれないが、たまには小遣いを持って来るくらい

のことをしたってバチは当たらない。

自分たちの生活も大事だろうけれど、親の子とは忘れたらアカンで~だ。

コメント
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