6.07.16 代 紋 NO.484
元来は家紋一般をさしましたが、現在では代紋と言えばヤクザ社会の「紋所」にしか用いられていません。
猿は木から落ちても猿ですが、ヤクザは破門(永久追放)や絶縁(復帰はあり得る)された場合には、他の組織では拾ってもらえない掟があるから、この代紋
を失うとただの人よりも肩身が狭くなって社会的弱者になる。
だって、元ヤクザなど誰も雇わないし、自分で会社を興したり商売を始めるたってそんな資金もないし能力もないんだからできようがない。
生活費を稼ぐためには悪事に手を染めないと生きる術がない。 でも、代紋ってなにもヤクザ社会だけにあるわけではない。
現代人の多くは「会社」という代紋がなければたちまち貧困に見舞われる。 転職なんてそう簡単にできるものではない。
かつて、銀行マンと言えば憧れの的でしたが、度重なる合併によって多くの銀行マンがリストラされて、一般社会に放り出されましたが、多くのひとは転職先
の企業風土のなじめず転職を繰り返し、ノイローゼにった元店長もいました。
日本人は代紋に弱い?