28.02.18 ご わ さ ん 2 NO.1073
いわゆるサラ金2法の改正によって、サラ金業者が暴利をむさぼることができなくなったり、年収から逆
算して無理な金額を貸せないことになったなどの理由によって、平成15年には25万件あった破産宣告
は、27年には6万件弱に減っています。
それでも6万人と言えば決して少ない数ではないことは確かで、浪費によって家計を崩壊させる人のほ
か、非正規社員・派遣社員などの劣悪で不安定な労働環境でしか働けないとか、万一の場合のセイフ
テイーネットである社会保障制度の不備などが原因して、破綻する人が絶えないことは実に嘆かわしい
ことです。
ところで、年収の20倍もの借金を抱えていて、とても返済するめどもないのに毎年毎年借金を増やし続
けている「ひと」がいます。 その「人」の名前は「日本国」です。 借金の額は1060兆円を超える金額
になりました。 1060兆円ってそれほどの金額かと申しますと、先の太平洋戦争でもうこれ以上お金が
ないから戦えないというような状態に陥って敗北を宣言した時の借金の額(現在の価値に換算して530
兆円)の倍額ということです。 破産しないのが不思議です。