28.02.23 売 れ な い 家 NO.1078
昭和51年に不動産業を始めまして以来、平成2年にバブルがハジけるまでの間は、どんなに条件
が悪い家だって必ず買い手がつき「売れない家はない」という時代が続いていました。
家主が自殺した家でも・借金で首が回らなくなって夜逃げをし、裁判所によって競売に付された家で
も・火災が発生して死傷者が出た家でも、相場の3割安くらい安い価格だったら売れたものでした。
ところが平成も10年を過ぎたころから、条件の良くない家屋は例え安くしたって売れないというのが
出てきました。
駅から遠い・道が狭い・私道・ガレージがない・馬鹿デカイ・3階建て・狭小・連棟建て・エレベーターが
ないマンション・相続物件などの古い家などです。
老後のためにイザという時には売ればいいと考えて、持ち続けた「財産」であった不動産が人口の減
少と、それにもかかわらず建て過ぎのために過剰となって、あふれかえっています。
高槻の普通の住宅地の価格はバブル時には最高で坪280万円まで上がりましたが、いまは10万20
万でも売れない不動産が出現し、まさに不動産はメルトダウンしているような状態に思えます。