28.03.06 一 票 の 軽 さ N0.1090
選挙における一票に格差があって、これを是正しなければならない。
現行の選挙区割り制度はもはや「違憲または違憲状態」にある、と最高裁でも再三判じているところです。
政府は速やかにこれを是正しなければならないことは勿論ですが、一方「一票の軽さ」についても議論さ
れなければならないのではないでしょうか?現行制度で試算しますと、前回の衆議院選挙で自民党は小
選挙区・比例区で総数43,120,343票を獲得して、291人の議員を誕生させました。 これを単純に計
算しますと一人あたりの獲得票数は148,827票になります。
この自民党議員を産んだ一票を「Ⅰ00」の重さとすると、民主党の1票は自民党の一票に対して49にし
かならない。 以下維新の党47 公明64 共産 24票(以下省略) こういう結果になります。
果たしてこういう選挙制度で民意が反映させているといえるのでしょうか?
一票の格差の是正も当然ですが、一票の票の「軽重」についても議論してゆくべきではないでしょうか?