28.03.20 葬 儀 で マ ジ ッ ク NO.1104
近頃のご葬儀は、落語家ならばお笑いを「お供えし」歌手ならば歌を「奉納」するなど、明るくてにぎ
やかにやろうという風に様変わりしていますが、私はご葬儀でマジックをやってみました。
義兄88歳、闘病の末天寿を全うし、孫・ひ孫等の親族が「お疲れ様でした・安らかにお眠りください」
と願う厳粛なご葬儀の中でのマジックでした。 それは納骨のバスの待ち時間の時でした。
お札を使ったマジックをしていたところ(失敗して)バスの窓から、お札がひらひらとあたかも「魂」が漂
うように舞い上がり出て行ったのです。
それをグッドタイミングでキャッチしたのは義兄の「ひ孫」。 バスの中からお札が飛び出してくるのも不
思議ながら、それが本物のお札だったので「ひ孫」は2度びっくり。
ご葬儀でマジックなんて・・・と眉を顰められるのではないかな?・・と思っていましたところ、これが反
対に大変に喜んで貰ったのでこちらもびっくり。 暗い・悲しい・寂しいご葬儀等の中でも、なにか明る
い配慮があってもいいのかな?そして、この不思議なアクシデントは、もしかしたら義兄の「霊」のちょ
っとしたイタズラだったんじゃないかな?・・・と今でも不思議な気がしています。
*「高槻マジッククラブ通信 4月号」 小幡 清美さん の原稿を借用しました。