28.03.31 後 遺 症 NO.1116
交通事故の後遺症は概ね一生涯残ります。 仮に被害者にいくらかの過失があったとしても、その過失
のために一生涯苦しまなければならないというのも酷な話でしょう。
賠償金欲しさに自動車に故意にぶつかるような極端な事例もあるかも知れませんが、そういう場合は別
にして被害者の過失の有無にかかわらず「保険」は障害を保障すべきものですから、先進国では交通事
故補償に関しては、過失相殺は考えていません。
また、加害者側が任意保険には入っているかどうかで、補償の内容に差があるというのも矛盾です。
交通事故保険を「営利を目的」とする企業が取り扱うということも、利益のためには情報能力の乏しい人を
著しく不利にしている場合があり、なんでも官営が良いとは言いませんが、収益偏重の私企業に何でも丸
投げして民営化と叫び、資本の論理に任せるべきではないのではないでしょうか?