28.09.02 暖 簾 NO.1270
「のれん」です。 商店などで屋号を染め抜いた布。 転じて「店の信用」の代名詞になります。
「暖簾分け」は従業員に得意先を分け与えて独立させること。 いまどきそんなものは実務上は
ありません。 「暖簾に腕押し」はいくら力を入れても手ごたえがないことですが、会計上は立派
な資産勘定になります。
「暖簾」は繰り延べ勘定と言って、おおむね5~10年の間に償却されていずれはゼロにするも
のです。 つまり企業を資本金額以上で買収した場合に、実態資産を超える価値「のれん」と
いう無形の資産を取り扱う上での会計処理の約束事なのです。
でも、我々零細企業には無形の資産どころか有形の借金まみれで、そんな結構なものは存在
しません。 いつ壊れるのかいつも風前の灯状態です。
もちょっと何とかしてほしい「景気」!!