28.09.04 忘 却 NO.1272
「忘却とは忘れ去ることなり・忘れ得ずして忘却を誓う心の空しさよ・・・」で始まる「君の名は」
は戦後空前のヒットを飛ばしました。 菊田一夫の作品です。 忘れようと思っても忘れられな
い葛藤を表現した作品でした。 忘れたいことや どうしようもない空しさに 包まれた時に
男は酒を飲むのでしょうか・・・は川島英五の持ち歌でした。
こちらも忘れられない苛立ちを訴えています。
でも、今時の若いサラリーマンは、仕事の手順や段取りをきっちりと忘れているらしい・・・という
より、ハナから覚える気がないという。 手を取り足を取り教えても、本人に覚えようとする気
持ちがない限りなにごとも覚えることなどできません。 「仮免3月」と言いまして、人事異動で
職場が変わっても着任早々でちょっとまだ解りません、といえるのは3ケ月だけなのに、どこの
職場でも「君それでプロ?」と聞きたくなるほど、仕事が解っていない社員が多い。
という当方は昨日あったことさえキチンと忘れる「老人生痴呆」になりつつあるのですが・・・。