28.09.05 アウトソーシング NO.1273
体験的に申しますと手取り足取りして仕事のことを教えなくっても、要点をかいつまんで説
明すればそつなく仕事をこなせる人は、組織の中の人員の20%くらいではないかと思いま
す。 数十倍という競争試験をクリアーして入社した企業だってそうなのですから、面接と
簡単な口試だけで採用される中小企業では、使える人材はもっと少なくなるでしょう。
また、学業成績は仕事の処理の能力に直結しませんが、まったく勉強ができなかった人は、
仕事は概ねできないと思われます。
私自身わが社や勤務した会社で多くの人を採用して「ものになる人材」に育てようとしました
が、期待に添う人材に育てることはできなかった恨みがあります。 教え方が悪いのかもし
れません。 部下が悪いのはあなたが悪いからです・・・と教科書にも書いています。
でも、鳥は鳥であってアユをとって来る「鵜」にはなれません。
「鵜のマネするカラス水におぼれる」とも言います。
その点、一匹オオカミで仕事をしている職人さんは自分の仕事にプライドを持っている人が
多いから、お付き合いをしていても責任感があって気持ちがいい。
なまじ人を育てるよりもアウトソーシングの方が満足が得られるというのが実感です。