29.08.14 終 身 雇 用 NO.1616
終身雇用と言っても死ぬまで雇用するものではありません。 長期雇用です。 日本の雇
用形態の特徴として日本の技術が世界的に優位を保った時代はそうでした。
ところが、アメリカ的強欲資本主義が入って来て、企業はとにかく目の前の利益を上げるこ
とが優先されて、時間がかかる人材養成は等閑視され、人件費を限りなく削り・人は育てる
ものではなく、必要な人材は必要に応じてお金を出して集めるようになりました。
最近ではアジヤの優秀な若者にまで触手を伸ばし、これから発展すべき発展途上国の人
材を根こそぎ乱獲している感じさえあります。
これでは発展途上国の躍進は期待できませんし、日本の企業だって長期的に競争力のあ
る企業に仕上げることはできません。
読売ジャイアンツが札束の威力で優秀な選手をかき集める図に等しい。
その結果今日のジャイアンツの体(てい)たらくがあるのです。
資本主義のアメリカだって、ゴールドマンサックス社では基本的には、役員はみんな生え抜
きだったと言います。
「グローバリズムその先の悲劇に備えよ」中野剛志他を参考にしました。