29.08.25 服 薬 支 援 NO.1627
<70円で健康が守れる。>
高齢者になると複数の医療機関で診療を受けている人が多い。
それぞれの医療機関で処方された薬をまとめたら、飲み合わせが良くなかったり、効果が同
じ薬が重なっていたり、副作用で精神不安や認知機能の低下などを引き起こす例が報告さ
れています。 こうした健康被害を防ぐ上で頼りになるのが「かかりつけ薬剤師」による「服
薬支援」です。
患者が指定した薬剤師が通常の服薬指導(残薬のチエック・後発医療品の情報提供・薬歴
の管理など)に加えて、服薬所状況を継続的に把握し、24時間いつでも相談に応じてくれる
制度です。
医師に対して処方内容の確認・提案も行う役割になっているので、問題のある多剤投薬を
減らせる可能性もあります。
服薬指導の料金は調剤報酬における「かかりつけ薬剤師指導料」が算定され、その自己負
担は約70円(75歳以上でⅠ割負担の人の場合)です。多剤投薬に悩んでいる人に取って
は何でも相談できるので、お安いコストです。
医学博士 永田 宏氏 談