29.08.28 ふまじめ介護 NO. 1630
女流講談師で田辺 鶴瑛さんという人がいます。 この人は生涯で3名の介護を体験しま
した。 実母・叔母・義父でした。
ご本人はこの体験談を講談に仕立てて、面白おかしい話にして日本全国ばかりか中国にも
巡業して「ふまじめ介護」を語り、大変な好評を博しています。
数年前に高槻にも、年金者組合の要請を受けて来て講演し、私たちも多くの仲間と聞きまし
た。
高齢者介護の問題は深刻で一刻の猶予もない国民的課題ですが、なにぶん面白いお話で
はありませんので、なかなか関心が集まりませんが、この「ふまじめ介護」について、シリー
ズで紹介したいと思います。
01 無理をしない。
いつまで続くか解らない介護が生活の全てになってしまうと、介護者が先に潰れてしまう。
介護者の4人に一人がうつ病状態になっている。
介護者がつぶれると被介護者はさらに困ることになる。
世間の目や親族の目を気にしないで、介護以外の趣味などに熱中するくらいがいい。
家を空ける場合など、迷わず介護サービスを受ける。
そうしないと介護者自身がつぶれてしまう。