30.10.16 「み」2 NO.2048
太田道灌は感動しました。 なんと優雅なお人なんだろうか・・・と
でも、江戸の庶民はそうは思いません。 あほちゃうか?と思いました。
傘を貸してくれと言ってるのに、山蕗の枝1本持ってくるとはふざけと
る。 ・・・でこんな狂歌があります。
「おおたわけ これがどうして 傘なんじゃ」です。
この狂歌は後の世でも使われました。 例のグリコ森永事件の際に滋賀
県警が犯人を目の前にしていたのに取り逃がした時のことです。
犯人からこんな狂歌が届きました。
「おおたわけ 身の一つだに 捕れぬ県警」です。
「たわけ」は「田分け」で、相続などの際に農地(田畑など)を細切れ
に分けること。 そんなことをすると、農地の価値がなくなってしまい
ますから、そういう行為は馬鹿げている・・・が語源と言われています。