30.10.22 墓 NO.2053
どこかの本に書いてました。 江戸時代まで庶民は「墓」を持たな
かった。 先祖伝来の墓を持ったのは武家・豪族・皇室ぐらいだった。
何かのついでにお墓へ行った際に墓碑の年号を見ていただけばそれは
明らかです。
ところが、江戸時代になってキリシタンが蔓延し施政に悪影響が出て
来たために、キリシタンを排斥する必要を感じた幕府は、寺社を建立
してどこかの寺社帰属させる「檀家」制度を徹底したのです。
キリシタンは仏式を取らないから、人の死の際仏教徒であれば檀家に
属する寺社に埋葬されるが、キリシタンはそれを望まない。
必然的に隠れキリシタンは「墓」を通じて炙り出されることになる。
そういう「陰謀」のもとに発明されたのが「墓」なのです。
だから、本来「墓」なんてなくていいもの。
墓石業者や墓苑会社はそれで生活を支えているのでしょうが、墓を造り
・それを守るということは、これこそ「生産的」ではない気がします。
そんなお金があるのだったら、もっと有効に使うべきではないかと思い
ます。