小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

虫干し

2018-10-20 17:14:20 | 日記

    30.10.21           虫  干  し     NO.2052

  昨日の晩ご飯のおかずはなんだったのかすら思い出せないのに、ふと

何十年も前のことを思い浮かべることがしばしばあります。

いつだったか、朝日新聞の天声人語欄に持統天皇の歌「過ぎて 夏きた

るらし 白妙のころも干したる 天香久山」と言うのが載っていたまし

た。この歌を見て想い出したのです。

中学の頃でした。 この白い衣は夏用の衣裳で、夏に着用するために

「虫干し」しているのだ・・・と答えたところ、先生は「洗濯物」だと

言って聞かない。

洗濯物が歌になるのは不自然だし詩情がない・・・と主張しましたが

教師はガンとして譲らない。   今ならインターネットで調べたら

すぐにわかるのでしょうが、知らない方がよいのではと思って、いま

でも調べていません。

春過ぎて・・・というのも、春が過ぎないと夏は来ないのだから、

わざわざ言うのはどうかと思う。 こういうのを重畳的表現というに

ではないでしょうか?