30.10.30 禁止の助詞 NO.2061
こんなことも思い出します。 古文で「な~そ」は禁止の助詞。
春の鳥 な鳴きそ鳴きそ あかあかと 戸のもの草に 陽のいる夕べ
昔を想う 草の庵の 夜の雨に 涙な添そ 山ほととぎす
法師らの ひげの剃り杭 馬つなぎ 痛くな引きそ 法師泣かまし
「な~そ」は 鳴いてくれるな、涙を出させてくれるな、ひっぱって
くれるな・・・という意味ですね。
古文は味わいがあっていいと思いますが、いまどきそんな悠長なこと
をことやってる時間もありません。
「声を出して読みたい日本語」という本があって、更科日記・徒然草
・平家物語などがあって、美しく華麗な日本語に改めて感動を覚えま
す。 この先、いつまでも生きていたいとは思いませんし、仮に、
もう一度人生をやり直させて上げると言われてももううんざりですが、
もうちょっと勉強したいな・・・できたらいいな・・・と思います。