小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

老害3

2019-11-04 19:53:27 | 日記

     R 01.11.05       老   害 3      NO.2268

   建築後50年ほども経つ家屋の、耐震工事やリフォームの相談を受け

ることがあります。  そいう人の年齢はおおむね70~80歳代です。

そいう場合は耐震工事やリフォームをお勧めしません。

「家」というモノは耐震性とか快適性などという、物理的な問題だけで

はなくて、そこに住む人の「人生設計」に大いに関係があるからです。

建築後50年も経った家にいくらお金を掛けたって、耐震性不安が解消

されるのか、耐用年数が延びるのかと言えば大いに疑問があるからです。

当時の家と昨今の家の決定的な違いは「基礎工事」です。

家を改築しても、基礎工事は基本的にはやり替えは出来ません。

にもかかわらず高齢化社会になりました。

80歳ならば男性ではあと9年生きるし、女性の場合は12年。

70歳ならば男性ではあと16年生きるし、女性の場合は20年あまり生き

ます。 建築後50年も経った「家」にいくらお金をかけても、そんな

に長持ちません 。先の地震で高槻市内で6000戸の家の屋根が壊れて

雨漏りがあり、今だに補修されないでブルーシートをかぶったままの家

屋が沢山ある。  高槻市内には屋根屋さん(瓦屋根)は3軒しかない。

補修が追いつかないのです。  たまたま前回の地震で難を免れた家だ

って建築後50年以上もの年数を経過した建物は、次に地震が来れば倒壊

するものと思ったおいた方がいい。

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