R 01.11.07 老 害4 NO.2370
建築後50年も経った古い家はほとんどの場合傾いています。
仮に2/1000の傾きがあれば「不定愁訴」など健康に影響しますし、
」6/1000以上の傾きがあれば耐震力は激減しています。
そいう言う場合いくらお金をかけてリフォームしても、見た眼には立
派に見えますが、傾きは補正できないし・大きな地震に対する対震力
も補正することはほとんど期待できません。
ちなみに、ゴルフボールを床に落としてみれば、ボールはころころと
ころ転がるでしょう。 家が傾いているかどうかを測る「下げ振り」
という簡単な道具がありますから、それで測れば傾きは確認できます。
6/1000の傾きと言えば、高さが6mの家屋ならば1階の基礎部分か
ら2階の屋根のひさしまでの傾きは3.6センチしかありませんから、素
人目には傾きは解りません。でも、これくらいに傾きがあれば地震の際
には倒壊の危険があるということです。
「新築そくりさん」なんて喧伝されていますが、新築コストの60%以
上の費用をかけるのは、賢明とはいえないと思っています。