R 02.12.12 自転車操業 NO.2873
顧みると自分の人生は、漕ぎ続けなければ倒れる「自転車操業」
のようなものだった。 昼に働いて夜に学校に行く、遊ぶ時間も勉
強する時間もない暮らしから、まともな仕事に就けたものの、超多
忙な職場で月100時残業はざらで、それ以上の時だったしばしばあ
った。 脱サラして独立して失敗。 浪人から這い上がり会社を興
したものの、軌道に乗った途端のバブル崩壊で、死んで生命保険金
をもらっても、それでは払いきれないほどの借金の山。
必死のぱっちで借金を返したものの、その時はもう70歳。
仕事を引退してマジックに興味を持ち、ボランテイア活動と教室で
の普及など、現役時代とちっとも変わらない、自転車操業的生活が
続いてきましたが、それがこの度のコロナ禍で180度転換、暇で
退屈な今まで経験をしたことがない生活に戸惑っています。
もうどんなに生きても、そんなに長くはないでしょうが、こんな暇
な人生は初めての経験です。 どうしましょう。