R 02.12.16 疎 開 NO.2878
先の大戦中、学童(や家族)をアメリカ軍の襲撃から守る
ために、都会から離れた田舎などに逃避(疎開)しました。
親戚縁者がいる郷里への疎開を「縁故疎開」といい、縁故者
がいない地域へ学童のみ疎開するのを「集団疎開」と言いま
した。 都会には食料がないけれど田舎では、食べ物くら
いは十分にあると思われましたが「さにあらず」集団疎開の
学童はいつも腹をすかしてがりがりに痩せていましたし、縁
故疎開だった私らだって「招かざる客」で、食料を与えられ
ない生活をしたものでした。
わずかな食料を得るために、着物などを売って生活費を稼ぐ
という「タケノコ生活」でした。 あと3月も戦火が続けば、
売るものさえなくなって、飢え死にするような思い出したく
もない生活でした。 でも、命だけは何とか守ることができ
ました。 続く・・・