ℝ 02.12.26 アニマルウエルフェア NO.2888
鶏を狭いゲージに詰め込んで、運動させないような劣悪な
環境で飼育すべきではない。 そういうことをすれば、鶏はス
トレスで病気になったり、今回のように鳥インフルエンザが蔓
延し、結果として人類に塁を及ぼすことになる。
また、動物愛護の精神から言っても、動物を虐待すべきではな
いという思想が高まり、ヨーロッパでは「フォアグラ」を作る
ことを禁止すべきという機運も高まっているという。
世界3大珍味の一つと言われるフォアグラは、ガチョウに無理
やり餌を食べさせて、肝硬変を起こさせるもので、フォアグラ
とはつまりは肝硬変を起こしたガチョウの肝臓だから、残酷だ
というもの。
飼育した動物を扼殺することも残酷ということにならないかと
いう問題はあるが、要は劣悪な環境で飼育しないこと・不当に
苦痛を与える残酷な殺処分をしないことというのが本旨でしょう。
アニマルウエルフェアは必要でしょう。 でも、もっと必要な
ことは「ヒューマンウエルフェアー」ではないのでしょうか。
ネットカフェや漫画喫茶という、劣悪で明日の希望もない環境
で生活している「ホームレス」は5万と居る。
憲法が保証する「健康で安全に暮らせる最低限の生活」とは程遠い。