R 02.12. 19 春 風 NO.2881
「春風が吹けば儲かる桶やかな」という言葉がありますね。
屁理屈を言う人の話なんかがその典型ですね。ご存じのように。
春風が吹けばほこりがたつ、そうすると埃が目に入る、埃が目
に入ると盲目になる。 盲目になると三味線がいる(流しの三
味線弾きになるために)。 三味線を作るためには猫の皮がいる。
猫が減るとネズミが増える。 ネズミが増える桶をかじる。
桶が使えなくなると新しい桶を買う。
だから「春風が吹けば桶屋が儲かる」という理屈ですね。
この場合、春風と桶屋の関係は皆無と言っていいでしょう。
ところで、強欲資本主義は国民の間に貧富の拡大を促進し、高級車
やゴルフ場を作ったり、無用の製品を際限なく生産するために、
2酸化炭素の排出を助長している。
そのため、資本主義が際限なく拡大すると地球の温暖化がさらに進み
、気象変動や南北格差の助長につながる。
こういうことは「春風と桶屋の理屈」と違い、間違いないことではな
いか? 資本主義的な成長を改めるべき時期に来ている。
人新世の「資本主義」斎藤幸平 著 を参考にしました。