銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

才能と経営(篠田傳氏、プラズマテレビの発明者)

2009-05-20 12:30:45 | Weblog
 昨、19日の金曜日、テレビ東京、『ガイアの夜明け』で、プラズマテレビの生産からの撤退を知りました。質としては抜群に良いのだそうですが、価格が高いそうで、最後に残っていたパイオニアーまで、製造を中止したそうです。主人は技術系のサラリーマンだったので、残念がっていますし、私もそういう決定をしなければならない人々の苦衷は察しました。

 ところで、そのプラズマテレビを発明した人、篠田傳氏は、さらに別会社を起こし、今、超薄型・液晶画面の開発をしておられるそうです。番組はドラマチックに構成をされており、その高機能が、富士通で、商品としての再開発へ向けて、取り組まれるところまで到達した、過程が900日にわたるロング、取材によって示されました。

 富士通とは、篠田氏が、そのプラズマテレビからの撤退を決めたときに、退職をしなければならなかった古巣だったのです。だから、一種の凱旋でもあり、そこが劇的だったわけです。これからの用途は、オペラ劇場での翻訳機への応用など、その軽さと、可変性(一枚の板ガラスでできているわけではないので、湾曲さえ出来る)を生かした分野が多数ある見込みのようです。

 脇の筋として、ベトナムからのボート・ピープル(難民)であるエンジニアーが登場しました。彼は、電通大を出ていて、こういう部門の専門家として働いているわけです。私は弟がそういうタイプの人間なので、その人に感情移入をして、その会社が発展をする事を願いました。

しかし、その会社は最初の注文、三千万円を受けるまで、ずっと無収入だったそうです。社員の給料や、設備投資の費用は、ヴェンチャー起業への投資家からの支援等を仰いでいるそうです。

私にとってはその点こそ、もっとも、興味を引かれるというか、考え込んだポイントでした。
今、六冊目に取り組んでいます。4月1日を公式なはじめの日として、ずっと奮闘しているのですが、テーマそのものも、変更したり、(つまり、パリ物語を後回しにしようかと思ったり)、

あらゆる可能性を探りながら、こつこつ、編集やら、制作の部分をこなしているのですが、今まで頂いた数々の批評は生かしながら、進みたいとも考えているのです。

 その一つが、「もう、自分ひとりでやらないで、公的な出版社にお願いをしなさい」と言うもので、それについて、調査はしているのですが、私費出版の会社ですと、自分が支払う総額が、どうしても、200万円を越えるのです。

でも、以前よりは、扱いが違ってきて、ちゃんとしたキャリアー・ウーマンとして、扱われるようになってきております。たとえ、スニーカーでお会いしても、用意している資料とか、こちらの話す内容が、しっかりしているのが、ご理解をいただけるようで、もう、『ぼられる』心配はないでしょう。

 しかし、自分ですべてを今までと同じ手法でやれば、本を郵便で送る費用も含めて、だいたい一冊が100万円以内で納まるでしょう。そして、それも、一年間ぐらいかけてなし崩しに使っていくので、小遣いから、割り出したりするので、つじつまがあって、無収入でもこなして生きていけるわけです。

つまり、私は、専業主婦です。だから、時間があり余っているわけですから、自分の時間を使う限り、その部分はただなのです。だけど、他人様の時間を使えば、それは、お金に換算されます。だから、200万円で出版していただけるのなら、それでも、安いかもしれません。

ただ、そういう忠告があっても、自分で作るのにこだわるのは、それが、自分の本ですから、もしかしたら、専門家よりも、愛着を持って集中しているから、時間の総量がきっと五倍くらいかけてあるので、

 たとえ、・・・・・(一人だけの作業の必然的な弱みとして)・・・・・誤変換が残っていても、内容の面白さと言う点で現れてきて、書評をいただけるわけだと思うからです。

 でも、時々、メセナを仰ごうかなあと思ったりすることもあるので、その番組に特別な興味が沸いたわけです。

 つまり、創作・発明のために、時間を割く人が、同時にお金儲けをするのは至難の業だと感じているから、その典型としての、この篠田傳氏の姿でした。


                    よろしく。2009年5月20日       雨宮 舜
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2 コメント

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マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道)
2024-09-03 15:32:01
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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ありがとうございました。 (雨宮舜、)
2024-09-07 22:29:46
>サムライ鉄の道 さんへ
>マルテンサイト千年グローバル... への返信
 私の私生活に、緊迫した事情が、あり、コメントをいただいたことに気が付きませんでした。御礼が、遅れて、それは、申し訳ございません。
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