私はおしゃべりが大げさです。特に初めて経験したことは、面白いと感じてすぐ書き落とします。今回は英語で断ったという経験です。騙されたのか、騙されなかったのかは判然としませんが、ともかく、「473ドルを払わない」と英語で主張しました。
今、大当たりの勝間和代さんが、『断る力』と言うご本をお出しになったそうですが、それは読んでいないものの、私も断る力が不足しています。若い頃からよき知友に囲まれてきたセイだと考えております。ただ、お金のことに関しては、それが、出来ます。最近、特に。
勧誘の電話はすべて断っています。特に金融関連の会社のものは断っています。しかし、今回のものは、グリーンカードの申し込みの代行組織からのものでしたので、・・・・・しかも二時間前にメールも着ていたので、ちょっと、戸惑いました。
払うべきお金なのか、払わないでもよいお金なのかが、わからなかったのです。一週間ぐらい前に、突然パソコンの中に、『グリーンカード(アメリカの永住権)の申し込みの代行をしてあげます』というお知らせが舞い込みました。今、66歳ですから、いまさら、アメリカへ行っても、稼げるほどの、シゴトにつけるわけはないのですが、でも、観光ビザ限度一杯で帰らなければならないのには、過去のいつの滞在でも懲りていますし、アーチストだって、稼ぎは少ないものの労働はしているわけですから、ワーキングビザ風な永住権をいただけるのなら頂きたいです。
今は審査が、なくて、くじ引きの制度もあるのですよね。それに応募しようと言うわけですが、日本にいると、そんなことは普段は忘れています。ニューヨークにいてこそ、帰りたくない(仕事が、三ヶ月ごろにちょうど盛り上がってくるので)わけで、『グリーンカードが欲しいなあ』と切望をするわけですが、それが、日本にいて申し込めるとなるとそれは、嬉しいことで、早速に申し込みました。
ちょっと、おっちょこちょいではありますが、パソコン内に現れた、お得な情報って、スグ対処しないと消えてしまうのです。それで、後から損をしたなと思うことも過去にありましたので、これは、すぐ、インターネット上の書類を作って送りました。
すると、一週間後の今日、電話番号が間違っているが、確かめたいというメールが来ました。後で思えば、これも、テクニックの一つではなかったかしら。私が自分の電話番号を書き間違えるわけはなくて、もう一回電話番号を教え直すことによって、グリーンカードを欲しがる気持ちが本物であるかどうかを、確認する目的があったのかもしれません。
~~~~~~~~~~~
そのメールが来たのが、18時でパソコンを開けて確かめたのが23時です。そして、電話が来たのが真夜中(つまり、次の日と言うわけです。それ)の2時ちょっと前。もしニューヨーク(ないし、東海岸)からかけてきているのなら、かけている方の人間にとっては、 お昼ちょっと前。
適切な質問も続きました。アメリカに来て何をするつもりか。子どもはどうするのか等々。それにはきちんと答えていると、突然、「あなたをVIP待遇にする。それは、このくじに当たるまで、永久に申し込みを代行してあげるし、アメリカに実際に移民をしてきた場合にも住宅を探すことの援助等をしてあげる』といわれ、しかし、それには、338ユーロ必要なのだそうです。
それで、私は質問に丁寧に答えていきました。すると、「あなたを、VIP席にすわらせて上げます。それは、1000倍ぐらいくじに当たる確立が高くなります。くじに当たるまで、永久に申し込みを代行してあげるし、アメリカに実際に移民をしてきた場合にも住宅を探すことの援助等をしてあげる」と言うのです。あれっと思いました。審査が無くて、くじ引きで、グリーンカードが当たるというのも、結構いい加減な話ですが、しかし、そちらは本当の話のはずです。10年ぐらい前からそうなっているはずです。
でも、お金をたくさん出すとくじに当たる確立が高くなるとは聞いた事がありません。そこまでアメリカ政府が、さもしくなったかな? 『ちょっと変だぞ』と思います。しかもユーロでお金を請求されました。ユーロは普段ほとんど接触のない通貨なので、338ユーロといわれてもぴんときません。それで、ドルに直してみてくださいというと、473ドルですって。大体100円で換算して、5万円弱です。
どうしようかなあと思いました。手続きをずっと代行してくれる費用として、5万円弱なら安いとも思います。しかし、真夜中です。で、「ちょっと待ってください。主人に相談するから」といいました。すると、「駄目です。今すぐ返答をしてもらわないと得典は消えます」と言うのです。そこで、二度目の不信感を抱きました。こういう申し出では、騙す場合よく遣られる措置です。今、日本で、大騒ぎをしている、振り込め詐欺も時間をおかず振り込ませるところに、引っ掛けがあるわけですね。
それでね。最近ではしぶとくなっている私が、「せっかく親切にしてくださっているのに礼儀知らずで申し訳ございませんが、あなたの所属している組織は政府機関ですか? それとも、民間のものですか?」と質問をすると、「民間です」と彼女は答えました。で、結果として、私は、『怪しい』と最終判断をして、たった5万円ですが、払わないことに決めました。これは、アメリカの金銭感覚としては小口でしょう。でも、ちりも積もれば山となるですし、最初にユーロを持ち出してきたところを勘案しても、
ヨーロッパで、政治的に追い詰められていて、アメリカへ逃げたいと考えている人が多いのかもしれません。だから、最初にユーロで、金銭を請求されたわけでしょう。弱者の弱点を狙っているわけです。そして、官の名前を利用しているところは、
日本における漢字検定協会の大金儲け主義などにも通じますね。
それから、移民への永住権の与え方ですが、日本の狭隘な、情け容赦のない遣り方(たとえば、親子を引き裂くというケース島)に比べれば、随分と鷹揚な措置でもあります。と言うのも、日本以外の国では、相当数の違法滞在者がいるのでしょう。だから、こういうのんびりした、くじなどと言う発想が出てくるのだと思います。
2009年3月23日 雨宮舜(川崎 千恵子)
今、大当たりの勝間和代さんが、『断る力』と言うご本をお出しになったそうですが、それは読んでいないものの、私も断る力が不足しています。若い頃からよき知友に囲まれてきたセイだと考えております。ただ、お金のことに関しては、それが、出来ます。最近、特に。
勧誘の電話はすべて断っています。特に金融関連の会社のものは断っています。しかし、今回のものは、グリーンカードの申し込みの代行組織からのものでしたので、・・・・・しかも二時間前にメールも着ていたので、ちょっと、戸惑いました。
払うべきお金なのか、払わないでもよいお金なのかが、わからなかったのです。一週間ぐらい前に、突然パソコンの中に、『グリーンカード(アメリカの永住権)の申し込みの代行をしてあげます』というお知らせが舞い込みました。今、66歳ですから、いまさら、アメリカへ行っても、稼げるほどの、シゴトにつけるわけはないのですが、でも、観光ビザ限度一杯で帰らなければならないのには、過去のいつの滞在でも懲りていますし、アーチストだって、稼ぎは少ないものの労働はしているわけですから、ワーキングビザ風な永住権をいただけるのなら頂きたいです。
今は審査が、なくて、くじ引きの制度もあるのですよね。それに応募しようと言うわけですが、日本にいると、そんなことは普段は忘れています。ニューヨークにいてこそ、帰りたくない(仕事が、三ヶ月ごろにちょうど盛り上がってくるので)わけで、『グリーンカードが欲しいなあ』と切望をするわけですが、それが、日本にいて申し込めるとなるとそれは、嬉しいことで、早速に申し込みました。
ちょっと、おっちょこちょいではありますが、パソコン内に現れた、お得な情報って、スグ対処しないと消えてしまうのです。それで、後から損をしたなと思うことも過去にありましたので、これは、すぐ、インターネット上の書類を作って送りました。
すると、一週間後の今日、電話番号が間違っているが、確かめたいというメールが来ました。後で思えば、これも、テクニックの一つではなかったかしら。私が自分の電話番号を書き間違えるわけはなくて、もう一回電話番号を教え直すことによって、グリーンカードを欲しがる気持ちが本物であるかどうかを、確認する目的があったのかもしれません。
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そのメールが来たのが、18時でパソコンを開けて確かめたのが23時です。そして、電話が来たのが真夜中(つまり、次の日と言うわけです。それ)の2時ちょっと前。もしニューヨーク(ないし、東海岸)からかけてきているのなら、かけている方の人間にとっては、 お昼ちょっと前。
適切な質問も続きました。アメリカに来て何をするつもりか。子どもはどうするのか等々。それにはきちんと答えていると、突然、「あなたをVIP待遇にする。それは、このくじに当たるまで、永久に申し込みを代行してあげるし、アメリカに実際に移民をしてきた場合にも住宅を探すことの援助等をしてあげる』といわれ、しかし、それには、338ユーロ必要なのだそうです。
それで、私は質問に丁寧に答えていきました。すると、「あなたを、VIP席にすわらせて上げます。それは、1000倍ぐらいくじに当たる確立が高くなります。くじに当たるまで、永久に申し込みを代行してあげるし、アメリカに実際に移民をしてきた場合にも住宅を探すことの援助等をしてあげる」と言うのです。あれっと思いました。審査が無くて、くじ引きで、グリーンカードが当たるというのも、結構いい加減な話ですが、しかし、そちらは本当の話のはずです。10年ぐらい前からそうなっているはずです。
でも、お金をたくさん出すとくじに当たる確立が高くなるとは聞いた事がありません。そこまでアメリカ政府が、さもしくなったかな? 『ちょっと変だぞ』と思います。しかもユーロでお金を請求されました。ユーロは普段ほとんど接触のない通貨なので、338ユーロといわれてもぴんときません。それで、ドルに直してみてくださいというと、473ドルですって。大体100円で換算して、5万円弱です。
どうしようかなあと思いました。手続きをずっと代行してくれる費用として、5万円弱なら安いとも思います。しかし、真夜中です。で、「ちょっと待ってください。主人に相談するから」といいました。すると、「駄目です。今すぐ返答をしてもらわないと得典は消えます」と言うのです。そこで、二度目の不信感を抱きました。こういう申し出では、騙す場合よく遣られる措置です。今、日本で、大騒ぎをしている、振り込め詐欺も時間をおかず振り込ませるところに、引っ掛けがあるわけですね。
それでね。最近ではしぶとくなっている私が、「せっかく親切にしてくださっているのに礼儀知らずで申し訳ございませんが、あなたの所属している組織は政府機関ですか? それとも、民間のものですか?」と質問をすると、「民間です」と彼女は答えました。で、結果として、私は、『怪しい』と最終判断をして、たった5万円ですが、払わないことに決めました。これは、アメリカの金銭感覚としては小口でしょう。でも、ちりも積もれば山となるですし、最初にユーロを持ち出してきたところを勘案しても、
ヨーロッパで、政治的に追い詰められていて、アメリカへ逃げたいと考えている人が多いのかもしれません。だから、最初にユーロで、金銭を請求されたわけでしょう。弱者の弱点を狙っているわけです。そして、官の名前を利用しているところは、
日本における漢字検定協会の大金儲け主義などにも通じますね。
それから、移民への永住権の与え方ですが、日本の狭隘な、情け容赦のない遣り方(たとえば、親子を引き裂くというケース島)に比べれば、随分と鷹揚な措置でもあります。と言うのも、日本以外の国では、相当数の違法滞在者がいるのでしょう。だから、こういうのんびりした、くじなどと言う発想が出てくるのだと思います。
2009年3月23日 雨宮舜(川崎 千恵子)
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