私は、2019年11月22日のNHKニュースを見ていて、天皇が馬車に乗って、伊勢神宮・下宮に、参拝をなさる折、雅子皇后は、車で、向かわれた映像が出て、それに対して、NHKが、説明するところによると、・・・・・雅子様は、お馬のアレルギーだ・・・・・そうで、馬車ではなくて、車を使われたそうです。
私は、このニュースを聞いた時に、ものすごく、たくさんのことを感じました。しかし、時間がないので、ただ、提示だけをして置きます。自分が、この報道に、大きく、感じ入ったものがあるとだけ。無論のこと、プラスの方向で、感じ入ったわけではないと、申し添えておきます。
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今は、23日の午後3時半ですが、下に加筆をし終わったので、完成とします。で、恒例の△印を、総タイトル横に付けておきます。
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23日の、午前四時になって、やはり、それを書くべきだと、思い至りました。或る番組を見ることを皆様に勧めたいと、思うのです。9月の放映だったと、思うのですが、
NHK 教育テレビ、【心の時代】
こころの時代~宗教・人生~「長崎の祈り―水がめを運ぶ人々に導かれて―」
【出演】カトリック長崎大司教区 司祭…古巣馨
この方が、自分が、感じ入った、三人の人を取り上げます。その三人に関するエピソードは、どれも感動的なものなのですが、私が特に驚いたのは、ご自分のお母さんが、若い日の、司祭さんに、浜辺で、夜の九時ごろ、語りかけた言葉なのです。
其れは、この世で、初めて聞いた類の言葉でした。ちょっと、忘れられない言葉なのですが、「宗教家になろうとしているんだね」と、銀座のある画廊のオーナーに言われたことのある私でも、「そこまでの、深い境地には、まだ到達していませんね」と、いうたぐいの言葉です。そのお言葉の種類ですが、労働に関するものです。
もし、オンデマンドで、請求できるのなら、どうか、請求して、ご覧になってください。NHKの、キャッチコピーをよんだだけでは、とても、そのエピソードの素晴らしさが、伝わってきません。
番組の前半で、つまらない話だと、思って、視聴をやめないでくださいね。確かに、前半は、大した話ではありません。昔は、過酷な弾圧下でも、生き延びてきた信仰が、自由な現在では、却って、衰えているそうです。「其れは、そうでしょうね」と、うなずくばかりです。その、信仰を生き伸びさせるために、演劇をやっているのだそうです。しかし、そこまでの話は、さして、大した話ではありません。よくある、やり方の一つです。
しかし、番組の後半がすごいのです。
すごい人が、三人も、登場するのですよ。一見すると、貧しいし、社会的地位とか身分としても、さげすまれる様な立場の、幼女一人と、50歳ぐらいの、男、女、ふたりについての、お話なのですが、・・・・・最後まで、聞くと、・・・・・その人達に対しては、私達は、ただ、ただ、ひれふすばかりですね。・・・・・という様な気持ちになるのです。そういう三人について、お話をなさるのです。
ところで、私は最近、労働の話をよくします。小学校、一年生の時に、お高く留まっていて、お掃除をみんなと一緒にやらなかったので、通信簿の「労働を尊ぶ」という欄が、今でいう、2が付いたこと。当時の言葉で言うと、「やや劣る」が付いたこと。其れを、母が面白がって、後々まで、うちの中だけですが、笑い話にした話などのことです。
ただ、母のいいところは、先生には、絶対に逆らわなかったこと。文句などいうはずもない人だった事。親戚に、校長先生とか、高校の先生ばかりという立場ででも、絶対に、担任の先生を大切にしたという事。其れは、子供にとって、とても、助かることでした。
だから、私は教室内では、先生にも友達にもいじめられなかったです。外では、いじめられたことがあるけれど。でもね。六年生の時に、遊びに行ったら、その、昔は私をいじめた子でさえ、大歓迎をしてくれました。いい学校だったと思います。船橋市立塚田小学校と、言います。
その同じ先生=石倉操先生=が、母に、後日(というのは三年生になったとき)、「これから、横浜日吉の小学校へ行くのだったら、今までの、通りではだめですよ。ちょっと、横着になっているところがあります。なんでもすらすらできるから、世の中をなめています。だけど、もう、それでは通りませんよ。何事も、丁寧に、一生懸命やる様に、お嬢様によく言ってくださいね」と、おっしゃった話と、ちょっと似てはいるのです。
が、司祭さんの母君が、息子に語った言葉の方は、一万倍ぐらい、深い知恵が、こもった話です。そのお母さんが、もし、私の実母だったら、私はすでに、一万回は、叱られているはずです。
でも、労働に関して、また、ほかのことに関しても、母から、子供時代には、叱られた覚えがあまりないのです。私は、たぶんですが、母や父に、生き方を、操作されていたのです。お成績がいい子になるようにと。だから、自分の家の中では、お掃除などを、やらされたことがないのです。
でも、それでもね。あの人たちは、いい両親だったと、今では、思いますよ。特に夫婦として、助け合って、寄り添って、落としどころを見つけて行った形が、よかったです。それを見ているから、晩年の、夫婦の過ごし方についても、モデルがあるので、それを踏襲をしています。喧嘩もしていたけれど、真実の愛情をお互いに持ち合って居たと、思います。
ただ、40過ぎてから、「日吉の、布団やで、1500円の、三つ折れに縫ってあるマットレスカバーがあった。あまり売っていないものなので、この日吉で見つかって、よかったわ」と、実家で話したら、「安物、買ったらだめよ」って、叱られた記憶があるけれど。は、は、は。母は高収入の人で、私は、低収入の人だから、その点では、価値観が全く違うのでした。
字幕放送
その番組をご覧いただきたいのです。すごく深いエピソードが、三人分出てきます。終わりの方にですが・・・・・
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2019年11月22日、深夜、雨宮舜(本名 川崎千恵子)
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