こんばんは
火曜日から出張で札幌に行っておりました。昨日帰ってきて、そのまま3月に異動する方の送別会に行き、今日は残してあった仕事を片付けていました。
そんなこんなで節句に参加することはできず・・・orz
ただ、大学時代の友人たちと再会し、久々に酒を飲んできました。非常に楽しいひと時を過ごすことができました。
さて、多発性骨髄腫は去年9月にカルフィルゾミブが発売された後、これで3剤目になりますでしょうか・・・。僕が使ったことがない薬剤が次々と発売されてきて・・・僕も早く現場に戻りたいものです。
多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ」を了承 薬食審・医薬品第二部会
https://www.cbnews.jp/news/entry/20170303210722
2017年03月03日 22:00
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は3日、多発性骨髄腫治療剤のニンラーロカプセル2. 3mg、同3mg、同4mg(一般名イキサゾミブクエン酸エステル)の製造販売承認を了承した。早ければ今月末にも正式に承認される見通し。【松村秀士】
同剤は、再発または難治性の多発性骨髄腫に効能がある。使用する場合、他の多発性骨髄腫治療剤のレナリドミドやデキサメタゾンと併用し、成人に対して1回4ミリグラムを空腹時に週1回投与。3週間続けた後に投与を13日間中止する投与サイクルを繰り返す。患者の状態に応じて、投与量を減らす。
日本国内には類似薬として、ベルケイド(一般名ボルテゾミブ)やカイプロリス(カルフィルゾミブ)、サレド(サリドマイド)などがある。一方、海外では、昨年11月時点で、欧米などの6つの国や地域で承認されている。
多発性骨髄腫は、骨髄の中にある形質細胞ががんに変異したもので、発症した場合、貧血や息切れ、免疫機能の低下、腎障害、血液循環の障害などの症状を引き起こすことがある。国内での再発、または難治性の多発性骨髄腫の薬物療法を対象とする患者数は年間で推計約6000人。
■小児期の注意欠陥・多動性障害治療薬を了承
薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は2日、小児期における注意欠陥・多動性障害(ADHD)に効能・効果があるインチュニブ錠1mg、同3mg(一般名グアンファシン塩酸塩)の製造販売承認を了承した。
(以下、略)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
多発性骨髄腫は2006年くらいまではほとんど「延命」もできないと言われていましたが、ベルケイド(ボルテゾミブ)が発売されて以降は延命可能になり、次々と新しい薬も出て発展し続けている領域です。
プロテアソーム阻害剤(ベルケイドの仲間)としてイキサゾミブが出てきました。ちなみにサリドマイドは違うお薬(Imidsと言われる逆のグループ)ですので、記事の書き方はおかしいです(笑
今後も医療が発展して、多くの患者さんの利益になることを祈念しております。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。