続けて書きます
久しぶりな感じですね。このフレーズ。
昔はよく書いていた(笑
離島の事件ですが、離島でなくても僻地医療という意味ではどこでもありえるかなと思います。
島で唯一の医者が脅迫され避難 沖縄・北大東島 常勤医が不在に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170318-00089168-okinawat-oki
沖縄タイムス 3/18(土) 16:50配信
沖縄県北大東村(人口約600人)の県立北大東診療所の常勤医師が2月上旬から1カ月以上、不在となっていることが17日までに分かった。常勤の女性医師が村内で男に脅迫される事件が起き、村外へ避難したのが理由。診療所は現在、本島の県立病院からの代診派遣でやりくりしているが、県病院事業局の伊江朝次局長は「やる気のある医師がこんな形で島を離れざるを得なかったことを、もっと重く受け止めてほしい」と村に要望する。村は役場や駐在所と連携した医師の安全確保策などに取り組むとし、常勤配置を求めている。
那覇署によると事件は2月7日夜に発生。男が酒気帯び状態で運転する車が対向車線に進入し、医師の乗る車と正面衝突した。男は「通報したらどうなるか分かるよな」などと医師を脅し、後に脅迫の疑いで逮捕された。「示談にしたかった」と供述したが、医師は事件翌日に村外へ避難し、その後に離任が決定した。
現在は県立南部医療センター・こども医療センターや中部病院の医師らが数日ずつ代診を務めている。航空機の手配や医師確保が間に合わない日があり、患者の経過を継続して診られないなどの影響も出ている。
病院事業局は事件後、村が村民に対し、常勤医師不在の理由について十分な情報を提供せず、危機感が薄いことなどを指摘。後任を4月から配置する方向で調整中だが「赴任後の安全が担保できなければ、延期もあり得る」とする。
(略)
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600名という村民の数を考えると「常勤医」が不在になっても仕方がないのではないかと思います。
村が村民に対して常勤医不在の理由を説明しなかったのは「狭い社会」であるため、村八分にされかねないと思ったからかもしれませんが、酒気帯び運転+脅迫の罪を犯している人間ですので、それも仕方がなかろうかと思います。
失った信頼を村民のために働いて取り戻すのが、この方のやるべきことだと思います。
さて、常勤医の話ですが、離島勤務をしてメリットはあまりないと思っています。医師もに行政にも。
そもそも患者さんの数が多くなるわけでもなく、行うことも「生活習慣病」などの対応や「緊急性の乏しい疾患」の対応がほとんどで、大きな疾患は搬送することになるだろうと思います。
そうすると常勤医を配置するメリットは少なく、定期的な支援で十分ではないかと思います。僕が行政担当ならそうしますね。今回のことをきっかけとして。
僕も2ヶ月に1回巡回診療をしています。薬などもそれに合わせて取り寄せているだけですので、なかなか対応が難しいところがあります。それでもタイミングを合わせれば診療ができているので、2週に1回とかの非常勤医師でもできるのではないかと思ったりします。
常勤医を配置して「給与」「住居」その他にかかる費用(今回、防犯カメラ設置とか書いているのですが)と2週に1回とかの非常勤医師の移動費、診療費でメリットがあるのか検討しても良いのではないかと思いました。
もし、これを行う場合は緊急時の搬送方法などを色々構築する必要はありますが。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。