現在、東京は台風のまっただ中でして、ものすごい雨が降っておりまする。
はい、おいら、帰ってきましたよ、東京に。
今回の帰省は、いつもよりも長くて、2週間ぐらいだったのですよ。
いやあ、広島県三次市を、十分すぎるほど、堪能しましたっ!!
まあ、それについては、おいおい語っていくとして。
まだまだ、続きますよっ、職場の引き出しから出てきたファミコンソフトシリーズ!!
前回までに、5回ものブログを費やして、やっと真ん中の列まで語ったわけです。
そう、この写真の右側の列の最下段、「燃えろ!!プロ野球」についてまで語ったわけですわ。
ほいで、今回はその左側の列。
最上段が、いよいよ真打ち登場ですねっ!
ドラゴンクエスト
ですよっ!
うわあ、いきなりこのソフトですかあ。
これは、さらっと通り抜けることができないソフトですよ。
なんといっても、このソフトで多くの少年たちの人生が変わった、と言っても大げさではないのでは。
そう、当時の日本の少年たちに、これほどの衝撃と影響を与えた作品は、他にないのです。
かろうじて匹敵できるソフトがあるとしたら、「スーパーマリオブラザーズ」ぐらいなのではないかと。
それぐらい、伝説的な、名作中の名作!!
当時の少年たちに、「ロールプレイングゲーム」という、素晴らしい遊びのジャンルを教えてくれたわけです。
この衝撃はねえ、とても一言では言い尽くせませんよね。
現在となっては、当たり前になりすぎているけれども、
「ヨーロッパの中世的な世界」
「襲ってくるモンスター」
「モンスターに君臨する魔王」
「剣と魔法を駆使して立ち向かう冒険者」
なんていうファンタジーの世界観は、ここから始まったのですよ。
まあ、正確には、この作品に至る前に、JRRトールキンの「指輪物語」から始まって、
「テーブルトークRPG」「ゲームブック」や、パソコン上での「ウィザードリィ」「ウルティマ」なんていう源流があるんだけども。
当時の少年たちはそんなこと知らないので、多くの人がこの作品に触れてはじめて、このパターンの世界観を知ったのではないかと。
もちろん、うちのバンドのパーカッション担当VROOOMも、そしておいらもその一人。
いやあ、夢中になりましたなあ!
この作品を足掛かりにして、それこそ源流をさかのぼるようにして、中学・高校ぐらいまで、ファンタジーに片足(両足?)をつっこんで生きていたわけですわ。
なもんで、この作品については、とても神聖視してしまうわけですね。
今から考えても、画期的なゲームシステム、素晴らしい音楽、絶妙なゲームバランス、などなど褒めればきりがないのですが。
でも、よくよく考えてみると、ゲームならではの、おかしなことがたくさんあるのも事実。
まあ、それは「ゲームなんだから」と言ってしまえばそれで終わりのような、ちっちゃなイチャモンなんですけども。
あえて、言わせてもらいましょうか(爆笑)
お城に行って、王様に謁見します。
この方ですね、王様は。
すると、王様がこう言います。
「おお勇者よ、おまえが次のレベルに上がるには、600ポイントの経験値が必要じゃ」
王様、なんでそんなことがわかるの??(爆笑)
町に入ります。
こんな感じの画面になります。
すると必ず、町の出入口付近をうろうろしている人がいます。
その人に話しかけると、こう言います。
「ここはリムルダールの町です」
君、ひまなの?? 他に仕事は無いの??(爆笑)
敵と出会うと戦闘になります。
こんな感じですね。
そして、その戦闘の仕方は、
「勇者の攻撃、6ポイントのダメージを与えた。」
「オオサソリの攻撃、3ポイントのダメージを受けた」
のえんえん繰り返し。
なぜ、交互に殴り合って、我慢大会してるの??(爆笑)
最後のボスを倒すと、お姫様が
「連れてってくださいますね?」
と言います。
「いいえ」と断ると、お姫様は
「そんな、ひどい・・・」と言います。
そしてまた、お姫様は何事もなかったかのように、
「連れてってくださいますね?」
と言います。
また「いいえ」と断ると、
「そんな、ひどい・・・」と言います。
そして、さらにまた、何事もなかったかのように、
「連れてってくださいますね?」
と言います。
勇者が「はい」と言うまで、これが繰り返されます。
お姫様、怖すぎです(爆笑)
現実世界にこんなお姫様がいたら、周囲の人たちは大変でしょうな(笑)
まあ、こういうのも含めて、おいらたちは楽しませてもらいましたよ。
今から考えれば、
「自分より弱い敵を倒す。」
「ちまちまと経験値とお金を貯める。」
「強い武器を買ったり、レベルを上げたりする。」
というルーティンをただひたすらに繰り返すだけのゲームなんですけどね。
でも、これ、実際の人生そのものを単純化しているようで、考えてみると奥が深い。
「毎日コツコツと仕事をやっつける。」
「ちまちまと経験値とお金を貯める。」
「新しい娯楽を買ったり、ステータスを上げたりする。」
というルーティンをきちんと繰り返す人間が、出世するわけですからね~。
なんか、このゲームは、人生そのものも教えてくれるゲームだったわけですな。
というわけで、ドラクエだけで紙数が尽きてしまったっす(笑)
続きは次号じゃっ!!