未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




何かヘンだと思っていたら、やはりであった。。。

Hotwired Japan より 読者の皆様へ
■Hotwired Japanの更新についてのお知らせ (2006年3月29日)

http://hotwired.goo.ne.jp/info/info060329.html

私のブログでは、最新の技術情報を題材にすることで、かろうじてブログとしての体裁を保って来た。

しかし、そう毎日毎日、新奇で興味深いテクノロジーのニュースは流れない。

Hotwired Japanの休刊は、私のブログの存続を危うくし、人類の貴重な文化遺産の、新たなる喪失に繋がりかねない。

「ひれ」と「首」持つ新種の化石…両生類への進化直前
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/science/20060406/20060406i402-yol.html

 「ひれ」や「うろこ」などの魚の特徴と、陸上動物にみられる「首」を併せ持つ新種の化石を、米シカゴ大などの研究グループが発掘、6日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 魚類から両生類に進化する直前の姿とみられ、脊椎(せきつい)動物が陸上に進出した過程を知る上で貴重な資料となりそうだ。

首の存在により、生物は体を動かすこなく、周囲の様子を探ることが可能となった。

そういった意味では、水中を泳ぎまわる魚類には、首が必要ない。首を動かすより先に、体全体を反転させる方が速いからだ。

群泳中の魚が一瞬にして反転する様を、前から不思議に思っていた。

彼らの統制の取れた方向転換を統べるものは、何であるのか。

先頭を行くリーダーの行動を目で追い、常に彼の行動を真似するというような方法では、とてもあのような一糸乱れぬ行動が取れるとは思えない。

誰かが号令をかけているのか、または未だ知られざる未知の能力によって、反転方向や反転角度、そして反転のタイミングを連絡し合っているとしか思えない。

日本語には、「首を長くして待つ。」という表現がある。語義的には、ちょっと不思議な表現である。

人と待ち合わせしている時に、相手がなかなか現れないと、何処か別の所で待っているのでは?との焦燥が湧いてくる。相手を求めて、その視線は近くをさ迷い、やがてその探索範囲は、周囲へと拡大されて行く。人ごみの中で、遠くを見ようとすれば、独りでに、ちょっと伸びをして、少しでも高い位置から探そうと、無意識のうちに体が動く。

そうした、背を伸ばして、心持ち顔を揚げて立っている様子を見て取った、遅れて来た者が、「あぁ、随分と待たせてしまったようだ。」と思い、「首を長くして待つ」と表現したのであろう。

とても日本人らしい詩的な表現だと思う。

私は「Hotwired Japan」の復刊を心待ちにしている。

是非とも、私が待ちくたびれたあげくに首が伸び、新たなる生物種に進化する前に復刊して欲しいものである。

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